ネガティブになりがちなあなたを応援!ポジティブじゃなくて平気です
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
なぜか人の悩み相談を聞く立場になりがちな私。
よく聞くのが、「自分はネガティブだから困る」というものです。
私はわりと肯定的なタイプですが、ネガティブなのが悪いとは思いません。
その理由をお話しします。
ネガティブなのは防衛本能のあらわれかも
私がまず思うのは、「ネガティブな感情は生き残るためにつちかわれたもの」という概念です。
今でこそ人間は文明を獲得して多くの危険を回避できるようになりましたが、人類の歴史の中でもそれは最近のこと。
野生動物におそわれる、事故にあう、病気をうつされるなどの多くの危険が、昔は隣り合わせにあったのです。
それならば、知らないもの、知らない場所、知らない人などに警戒心をいだき「怖いかもしれない」とネガティブに考えていた方が生き残る確率が上がったことでしょう。
ネガティブな感情は、生き物ならば誰もが持っている防衛本能のあらわれだと認識することが大事なのではないでしょうか。
ネガティブだからこそ気づけることがある
私の夫は、ものごとを否定的な側面から見るタイプ。
家に帰ってくると仕事の愚痴をあれこれと私に話すのが、毎日の習慣になっています。
いつも聞いてあげる私はえらい、などと思いつつ「夫の考え方は私にはないものだから参考になる」とも考えています。
コロナが流行しはじめた頃は「これからはストックを多めに持つように。物流がストップして何も買えなくなることもあるだろうから」などと言っていました。
私は内心「大丈夫ではないか」などと思っていましたが、コロナはなかなか収束せず、夫がコロナに罹患して外出しづらくなった時にストックが大活躍。
旅行の時も最悪の事態を想定してやたらと荷物を増やすのですが、そのうちのいくつかは実際に役立つことが多いのです。
何でも否定的に考えるくせがあるからこそ、気づきにくいことに気づき対策できるというメリットがあると言えます。
ネガティブな自分を飼いならそう
ネガティブなのは悪くないとは言いましたが、ネガティブすぎると困ることもやはりあります。
何事も消極的になってしまってチャレンジできない、常に何かを警戒しているため気が休まらない、といった弊害です。
だからといってポジティブになりすぎると、危機管理がままならず大きな失敗をしがち。
失敗することは悪いことではないのですが、後のダメージを考えると大きな失敗だけは極力避けたいところです。
おすすめなのは、基本はポジティブでも心のどこかに「ネガティブな自分を飼う」という意識。
何かやりたいことがあったら、ポジティブな自分とネガティブな自分を引っぱり出してお互いに意見を言わせるといいでしょう。
そうするとネガティブな感情に必要以上に振り回されず、ネガティブであることの良い部分を生かせます。
ポジティブVSネガティブの脳内会議は、やってみると結構面白いものですよ。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。