分厚い本はムリ!文章力を磨くため気軽に読むもの3選

【元国語教師提案】分厚い本はムリ!文章力を磨くため気軽に読むもの3選

2023/12/26
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。元国語教師でサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
文章に書き慣れないと、どうしてもぎこちない文体になってしまいますよね。
悩みながら書くのもいいですが、文章が上手な人をまねするのもあり。
分厚い本は苦手な人も多いですよね。気楽に短時間で読めるもの3つを紹介します。

おすすめ1:作家の雑誌連載

作家の雑誌連載

ハードカバーの本は読まなくても、雑誌になら目を通すという人は多いのではないでしょうか。
雑誌の中には、プロの作家さんの連載ページがよくあります。
続きものの小説や、読み切りのエッセイであることが多いですね。

1、2ページくらいで終わることがほとんどなので、短時間で読めます。
それでもしっかり内容があり、文章も練られているので参考になりますよ。
人気の連載は、後でまとめられて本になることもあるくらいなのです。

おすすめ2:詩

詩

私達が普段目にしている文章のほとんどが散文。韻文を見ることはまれですね。
だからこそ、たまに詩を読むと感覚がとぎすまされるのがわかります。
私が高校時代から個人的に好きなのは萩原朔太郎で、図書館で詩集を借りてきて読み込むほど耽溺(たんでき)した記憶もあります。
なぜか私の友達は宮沢賢治が好き。独特の世界観がありますよね。

言葉の選び方がきれいなのは室生犀星かな、などと思います。
作者によって雰囲気は違うもののの、詩は普段見かけない美しい表現に触れることのできる絶好の教材です。
詩が好きでないなら、短歌や俳句でも勉強になるでしょう。
私は寺山修司の言葉選びのセンスが好きです。

おすすめ3:新聞の小欄

新聞の小欄

小欄とは新聞記者が担当する小さめの欄で、本来は記者自身が自分の書く欄をへりくだって呼ぶ言葉です。
ほかの呼び方が見つからないので、この言葉を使わせてもらいました。
朝日新聞の「天声人語」などがこれにあたります。

新聞記者は言葉のプロでもあるので、私達が話し言葉ではけっして使わないような深みのある表現が目立ちます。
たまに意味のわからないものもあるでしょうが、最近は辞書アプリも充実しているのでそのつど調べれば語彙を増やすことも可能。
できれば、紙の辞書をひくといいですよ。周囲にある似たような音の言葉も自然と目に入るため、インプットの量が増えるのです。

短時間で読めて表現の勉強になる文を紹介しました。
家事の合間などに少しずつ読んで、文章力を磨けるといいですね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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