鮮やかな色と細やかな模様……石川県がほこる美しい伝統工芸の皿
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
絵入りの皿が好きな私。先日楽天をとおして石川県でつくられた九谷焼の豆皿を手に入れました。
伝統工芸品ならではの繊細さに大満足。魅力を詳しくお伝えします。
九谷焼とは
小学校の社会の授業で習った記憶のある九谷焼。江戸時代からつづく伝統工芸品ですね。
九谷、つまり石川県の加賀市を発祥とする磁器です。
大胆な構図と繊細な絵柄で、絢爛豪華(けんらんごうか)な雰囲気をもち、「赤、黄、緑、紫、紺青」の5つの色を使いわけたカラフルな見た目が特徴です。
豆皿を買ってみた
大皿や花瓶、アンティーク的価値のある昔の作品は高価なのですが、現在つくられている小さめの作品のなかには手ごろなものもあります。
今回は石川県能美市で生産された豆皿を購入しました。
震災の影響もあったと思われるので営業しているか不安でしたが、サイトを見ると特に配送停止中などの記載はありませんでした。
石川県南部なので、半島にある地域に比べると被害は少なかったのだろうと推察されます。
大変なときに注文してあせらせてしまうかもしまうかもと先方の心情を忖度(そんたく)し、日時指定なしにして「簡易包装で」と備考欄に書いておきました。
届いたのは「宝尽くし」というタイトルのついた豆皿。
鶴、扇、打ち出の小槌などのめでたい柄がちりばめられていて、縁起がいい感じがしますね。
お菓子をのせて食べる目的で買ったので、ほどよく映えそうな白地のものを選びました。
直径12cmの平たい皿です。
お菓子をのせて食べてみた
ひとまず、普通にお菓子をのせて食べてみることにしました。
買ったのは、セブンイレブンの定番商品となっている豆大福です。
パッケージに入ったままだとさほど特別感のない和菓子ですが、お皿にのせるとかわるのでしょうか。
パッケージを開けそっとお皿の上におくとどうでしょう、老舗の和菓子屋でつくられた豆大福のような風格が加わって見えます。
お皿1つで食べ物の印象は大きく変わるのですね。
豆大福を割って食べすすめていくと、隠れていた模様があらわれて楽しくなるのも絵入りの皿のいいところです。
こういったワクワク感があると、お客様に出した場合も喜ばれそうですね。
私が購入した豆皿は税込1,430円で、絵柄は20種類ありました。
購入する場合は、念のためサイトをよく見て配送がストップしていないか確認するといいでしょう。
◆記事を書いたのは・・・danngo
「文房具には少年の夢が詰まっている」と熱く語るアラフォー主婦。生活雑貨の最愛ブランドは無印良品です。他にも、ニトリ・3COINS・セリアなどを愛用し、シンプルな暮らしを心がけています。
石川県九谷に産する陶磁器。明暦年間(1655〜1658)から元禄年間(1688〜1704)に焼成されて今日古九谷 (こくたに) とよばれる豪放な色絵作品、および江戸末期の再興後に始まる精巧な赤絵・金襴手 (きんらんで) などの総称。