週の半分は欠席……プチ不登校だった娘が毎日学校に通えるまで

週の半分は欠席……プチ不登校だった娘が毎日学校に通えるまで

2024/08/07
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
私の娘は、小学1年生の頃にプチ不登校になりました。
完全な不登校とは違い、行ったり行かなかったりをくり返す状態。
紆余曲折を経て、毎日学校に通えるようになるまでの経緯をお話しします。

朝になるとお腹が痛くなる娘

朝になるとお腹が痛くなる娘

1年生になったばかりの頃、娘は毎日学校に通っていました。
それなりに楽しそうでしたし、学校の様子もときどき話してくれていたので心配はしていなかったと思います。
ところが、5月の半ばをすぎたあたりから、ときどき休むように。

「休みたい」とはっきり言うわけではないのです。
ただ、朝呼んでもなかなか起きてこなくなり、「そろそろ起きないと」と私が近づくと「お腹痛い」と言ってきます。
「頭痛い」と言うこともたまにありました。
口だけではなく、日によってはうっすら涙を浮かべて本当に痛そうにするので仮病扱いもできず。
仕方なく欠席連絡を入れるとゆっくり起き出してきて、朝の10時くらいになると元気になってくるのでした。

面談で担任の先生に言われたこと

面談で担任の先生に言われたこと

あまりに長い間欠席が続き、夏になると週のうち1日は必ず休む状態に。
さすがに心配になり、かかりつけ医に相談しました。
すると「時期的なものだから大丈夫」と言われて、処方箋もなく診察終了。

夏休み明けになると、さらに腹痛の回数は増えてきました。
10月くらいには週の半分以上を休む状態になっていたのです。
同級生が心配して手紙をくれることもありましたが、状況は改善しないまま。

そんな折、個人面談がありました。
我が家は家庭の事情で子どもを留守番させられなかったため、息子と娘を連れて学校へ。
そこではやはり、休みが多いことを指摘されました。
とはいえ、「無理にでも行かせます」などとは言えません。先生のほうもそれはわかっているはず。
「朝から行けなくても、途中からなら来られないかな?」
それが、先生が娘に対して与えた提案でした。
娘は少し考えている様子で「うん…」と小さくうなずきながら答えていました。

ランドセル

それ以降は先生の提案どおり、3時間目や4時間目、ときには5時間目から出席という日が増えてきました。
ありがたいことに少しでも顔を出せば欠席扱いにならなくなるため、心理的にも楽になりました。

2年生になった頃には毎日通えるように

2年生になった頃には毎日通えるように

少しずつ改善したものの、1年生の間はときどき休む日がありました。
不思議なことに、2年生になると当たり前のように学校に行けるようになったのです。
クラス替えなどがあり気分が変わったのかもしれません。
今でも宿題が多いといった愚痴を言い楽しいだけではないようですが、環境の変化に慣れつらいことも受け入れられるようになったのだと思います。

子どもは人生経験が少ないぶん、ささいなことでも挫折感を覚えてしまうことはしかたのないことです。
何とかしようとはあまり思わず、何とかなるとぼんやり信じて、気長につき合うのが一番いいのかなという気がしています。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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