
消しゴムの大量ストックはいらない!ムダな消費を減らすアイデア3
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
新学期にそなえて、学用品をあらかじめ買いそろえておくことは大事ですよね。
特に消しゴムはなくしたり壊したりすることが多く、大量ストックをすすめられがち。
消しゴムの消費を減らすちょっとした工夫をお伝えします。
消しゴムがすぐ減ってしまう理由

小学生くらいの子どもは、すぐ新しい消しゴムを買ってほしいと言ってくるように感じられることがありますね。
どうして子どもがすぐに消しゴムをほしがるのかと考えてみると、いくつかのケースがうかんできます。
・消しているうちに折れてしまう
・すぐに小さくなってしまう
・練り消しをつくるために使ってしまう
・鉛筆で穴をあけたり定規で切ったりしてしまう
・はじいて遊ぶうちに行方不明になってしまう
私は塾講師をしていたので子どもの行動を観察する機会もありましたが、がんばって勉強したために消しゴムを大量消費するケースはまれ。むしろやや残念な理由が多いのです。
対策1:かたい消しゴムを使わせる

折れる、すぐ小さくなる、練り消しをつくってしまう、穴などをあけるといった状況は、やわらかい消しゴムに起こりやすいものです。
やわらかい消しゴムは、可塑剤(かそざい)というものをたくさん入れてつくられています。これにより消しカスがまとまりやすくなるため、練り消しらしきものをつくりやすくなり子どもが面白半分でどんどん使ってしまうことになりかねません。
自然と折れることも多いですし、やわらかいので簡単に傷ついてしまいます。こういった事態を防ぐためには、かたい消しゴムを選んでおくのが一番簡単な方法。
かたい消しゴムは消しカスがまとまらず細かく出るので、消費そのものもゆっくりになります。おすすめは、無印良品の「プラスチック消しごむ」(税込50円)。白と黒の2色があり黒がややかためです。筆圧強めの我が子に持たせていますが、今までに折ったことは1度もありません。
対策2:2軍の消しゴムを用意する

古い消しゴムが使えなくなったとき、親が全く同じ新しい消しゴムをすぐにくれたらどう思うでしょう。「いつでも換えが用意されているのなら気が楽だ」と思ってしまうかもしれませんね。
ましてや同じ消しゴムが大量にストックされているのを見てしまったら……?「すぐダメにしてしまっても、これだけあれば問題ないだろう」という油断が出てきてもおかしくありません。
たとえストックがあっても隠しておくことをおすすめします。小さめの消しゴムが「切れ端消しゴム」などの名前で、100円ショップなどで安くまとめ売りされていることがあります。そういうものを買っておくのもありです。
こういった2軍の消しゴムにはケースがついていないので、本体に大きく名前を書いてしまいましょう。なくしにくくなります。と同時に多少恥ずかしいものでもあるので、子ども同士の遊びに使われることはあまりないと思いますよ。
対策3:親の消しゴムを渡す

私はそろそろなくなりそうだと思ったときに買い足していたので、子どもが消しゴムを急になくした場合は少し困りました。
そういった場合は自分の筆箱から普段使っている消しゴムを取り出して、「じゃあ、1日だけお母さんの貸すね。今日新しいの買っておくよ」と渡していたのです。
そうすると子どもは親の消しゴムを粗末に扱うわけにはいかないと、いつもより大切に消しゴムを使ってくれました。もちろん、私が貸した消しゴムをなくされたことはありません。しょっちゅうなくしてくるタイプの子どもには、1度この方法を試してみましょう。
心おきなく消しゴムをたくさん使って、のびのびと勉強してほしいという親心もわかります。ただ、消しゴムも立派な資源ですし、親がお金を出して買っているものでもあります。常識の範囲内で、ていねいに大切に使う習慣をつけさせることも大事だと思いますよ。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。