「【SDGs】って何?」まずは知ることから始めましょう

2020/04/26
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
最近、SDGsという言葉について、よく耳にするようになりましたね。
何となくわかるようで実はよくわかっていないこの言葉について、調べてみました。

持続可能な開発目標

「SDGs」というのは、「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」という意味です。「エスディージーズ」と読むそうです。
2001年に定められた「MDGs(ミレニアム開発目標)」というものが達成期限となる2015年を迎えたため、それを引き継いで新たな目標も加え作られています。
SDGsには17の大きな目標がかかげられています。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基礎をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナシップで目標を達成しよう
詳しくは、国際連合広報センターのページをご確認ください。

「今を思いきり楽しむ」より「未来の幸せ」を

あなたは人生について、どう思っていますか?
「人生は1度きり、だから思いきり楽しまないと損だ!」と考える人が多いかもしれません。
その考え自体は素敵なことですが、そのために他の何かを犠牲にしていないでしょうか。
毎週末ドライブに出かけ、プラスチックの使い捨て容器で食事をし、食べたいものを全部買って食べ残してしまい、ゴミを持ち帰るのはストレスだからと分別もしていないゴミを旅先で適当に捨ててしまう……。
私達は、目先の安易な楽しみに気を取られて大切なことを見落としてしまっている可能性があります。

日本は国連がかかげる17の目標のうち、4番の「質の高い教育をみんなに」しか達成していないと言われています。
1番から6番までの目標は開発途上国に対してのもののように見えますが、ひとり親世帯の貧困や欠食児童など、日本でも問題になっているケースはあります。
7番から12番目の目標は先進国が先頭に立って進めていくものでしょう。
13番から15番までは環境問題ですね。日本は特に二酸化炭素の排出量が高く、化石燃料を使い過ぎている傾向にあります。
16番や17番は世界の平和や連携に関するものです。
ジャーナリストの殺害や途上国への援助などはニュースで取り上げられることが多いので、知っている人も多いのでは。
「日本は先進国だからさほど問題ないだろう」という思い込みは危険なのです。
現状を知らなければ、行動する気にもなれませんよね。まずは知ることが大切なのです。

小さな幸せを見つけよう

私は「日々をストイックに、修行僧や修道女のように欲を捨てて人々のために尽くしなさい」などと言ってはいません。
ただ、日々の行動を少し変えてみるだけでもいいのではないでしょうか。
国連の具体的な目標を見ると難しくて頭が痛くなりますが、「環境に優しい製品を選ぶ」「省エネを心がける」「フードロスを減らす」といった身近なアクションなら私達にもできます。
今まで普通にしていたことを変えるのは、最初のうちは苦痛もあるはずです。

でも考えてみてください、車もテレビも使っていなかった江戸時代の人々は私達よりずっと不幸だったのでしょうか?
多少の不便さはあったのでしょうが、それが不幸だと感じていた人は少なかったような気がしています。
小さな幸せを探してみましょう。朝起きたら空がきれいだったとか、道端で可愛い花を見つけたとか。
もちろん、今の生活で精一杯で他のことを考える余裕のない人もたくさんいます。
でもそういう人達のために作られたのがSDGsともいえるわけです。
できる人ができることをやる、それが一番大切なことなのだと私は思います。

※この記事は信頼できる複数の情報源を参照して作成しています。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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