【セブンイレブン】これぞ正統派!ごまかしなしの和菓子
甘いもの、特に和菓子には目がないサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
先日、用事があって立ち寄ったコンビニで偶然にもとても素敵なスイーツを見つけてしまいました。
目立たないし一見地味なのですが、食べてみたら感動ものでした。
その魅力をレポートします!
財布にも体にも優しいカステラ
コンビニではプリンやケーキなどの生菓子が目立つところに置かれている場合が多いのですが、そこから少し離れた日持ちする和菓子のコーナー。
その下段の方に、目立たない様子でひっそりとたたずむカステラに気づきました。
私の夫はかなりの健康マニアで、チョコレートやアイスクリームはもってのほか、添加物の多いお菓子も買うと注意されるのです。
特に乳化剤にはうるさいので、「乳化剤のないもの、乳化剤のないもの」と必死に探すうちに和菓子コーナーに移動してしまったのでした。
商品名、「カステラ」。なんてひねりがないのでしょう。
税抜208円、カロリーは380キロカロリー。
3切入とありますから、1切れだと126キロカロリーくらいだなと計算しました。
罪悪感なく食べられるボリュームだと思いながら原材料名を見たところ、「乳化剤」の表示がありません。
いや乳化剤どころか、膨張剤も香料も着色料もpH調整剤も防腐剤もないのです。
「大丈夫ですか?」と思ってしまうくらいシンプルな材料。
これなら絶対夫に文句を言われない、と半ば小躍りしながらレジへと向かったのでした。
税込でも224円、生菓子コーナーにあるスイーツより安めなところもうれしかったです。
味も本格派!「コンビニスイーツなんて」とは言わせない!
家に帰って、いざ開封。
型崩れしないように、上下左右がっちり囲まれています。
真横から見ると、こんな感じ。
ちなみに、裏側はこんな風になっています。
ポツポツみえるのはザラメの跡でしょうか?
薄い紙をはがすと、ザラメは生地に吸収されたのか形としては残っていませんでした。
さあ、食べてみましょうか。
口に入れて驚いたのは、その鮮烈な甘さ。
人工甘味料にありがちなさっぱりとしてそっけない甘みのコンビニスイーツにもたまに出くわしますが、それとは全く別物です。
しつこくはないけれどはっきりと自己主張するこの甘さは、水あめだろうと思いました。
1切れ食べてもくどい感じはなく、逆に物足りない感じもゼロです。
食べている間、脳細胞が全力で「待ってました!」と叫んでいるのが聞こえるようでした。
疲れた時とか嫌なことがあった時にぜひ食べてもらいたい、癒されること請け合いです。
食感もふわっとして優しくとろけるようで、卵にもこだわっているに違いないと思いました。
パッケージを改めて見てみると
「確か日本産の卵を使っているって書いてあったなあ」などと思いながらパッケージの裏側をまじまじと見たところ、製造者のところに「井村屋株式会社」と書いてありました。
井村屋、そうあの老舗の和菓子店ですね。
あずきの入ったアイスでも有名。
パッケージの説明によると、井村屋との共同開発によって作られた商品らしいです。
味がしっかりしているのも納得ですね!
公式サイトで調べてみると、今年の3月末に発売されたとのことでした。
「そうか、君はずっとそこにいたんだね……。気づかなくてごめんよ」
私はそう思いながら、末永くリピートすることを心に誓ったのでした。
たとえるならメガネにおさげの地味な女子が、コンタクトにして髪型を変えたら正統派美少女だったいうようなところでしょうか。
目立たないけれど実力は確かな彼女を、よかったら探してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。