レジ袋より悪者かも……アレを極力買わない習慣のつくり方

2020/08/28
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
レジ袋有料化にともない、エコバッグを持つのが当たり前になってきました。
プラスチックを削減できるのは良いことです。
でも、もっと頻繁に使っているあのプラスチック製品についても考えてみたいと思い今回記事にしました。

ペットボトルはリサイクルできるから安心?

レジ袋はリサイクルされず捨てられてしまうから悪者、ペットボトルはリサイクル率が高いから優等生、という考え方があるようです。
でも、家庭ではもらったレジ袋をゴミ袋として再利用していたケースが多かったように感じられます。
無料でレジ袋がもらえなくなったせいか、100円ショップでプラスチック製のゴミ袋が売り切れていることがありました。
近所のスーパーでは、生鮮食品を包むために置かれている薄いビニール袋を大量に取り、そこに商品を詰めずにエコバッグに突っ込んでいる場面を目撃。
ゴミ袋を紙製や布製にかえるようにしないと、根本的な部分が変わらないだろうと思います。

ペットボトルはリサイクル率が高いとされていますが、全て国内でリサイクルされているわけではありません。
日本のプラスチックごみは非常に多く、自国で全てリサイクルしきれず廃プラスチックを海外輸出しているというのが現状。
その中にはもちろん、ペットボトルも含まれます。
ペットボトルは街中にポイ捨てされていることがよくありますが、中に空気が入っている形状なので雨が降れば簡単に近くの川に流れ込んでしまいます。
先日、テレビ番組で無人島の海岸に大量のペットボトルが流れ着いているショッキングな映像を見てしまいましたが、その中には街から川を経由して漂着したものもあったことでしょう。

マイボトルを持ち歩こう

包装容器などのように、自分の意志で減らしにくいものは企業努力を待つしかありませんが、ペットボトルを極力買わない工夫はできると思います。
マイボトルを持つこと。
それだけで、1日に購入するペットボトルを少し減らせるのではないでしょうか。

私は、夏の間は薄めにつくったスポーツドリンクを、他の季節にはお茶を持ち歩くことにしました。
でも、夏場はマイボトル1本分の飲料などあっという間に飲み切ってしまいます。
そういった場合は、給水所を利用するのも手。

写真は掲載できないのですが、無印良品の一部店舗では無料で給水できる給水機を設置していて、自由に給水できます。

店内では「自分で詰める水のボトル」が税込190円で売られていますし、無印以外で買ったマイボトルも使っていいのだそうです。

こんな方法もある!

都合よく給水ポイントを見つけられなかった場合は、スーパーやコンビニに立ち寄ってみましょう。
ペットボトルは買いません。
紙パック入りの飲料を買いましょう。
私は家族と一緒に出かけることが多いので、1000ml入りの麦茶を買ってみました。
それぞれのマイボトルに移しかえれば、全部使い切れます。
コストパフォーマンスも良いですよね。

残った紙パックは、つぶして平たくしたうえでエコバックに入れて持ち帰ることをおすすめします。
紙パックはリサイクルしやすいからです。
我が家のトイレットペーパーは、紙パックからリサイクル製造されたもの。
「これがトイレットペーパーになるのね」と思えば、安易に捨てることなんてできません。

思い返せば、私の幼少時はビール瓶などのリターナブル容器が主流でした。
重いビール瓶を運ぶのを手伝わされた記憶があります。
資源は繰り返し使うのが当たり前だった、昭和や平成初期の時代。
瓶には細かい傷が無数にありましたが、そこには人間の温かみが感じられました。
軽くて丈夫で衛生的なプラスチック容器が主流となった現在、私達は便利さに慣れ過ぎているのかもしれません。
「不便なことが不幸だとは限らない」、一度そう考えて身の回りのものを見直してみませんか。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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