イメージにだまされない!健康マニアが摂らない油と摂る油

2021/02/23
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こだわりの強い健康マニアの夫に影響され、自身も健康マニアになりつつあるdanngoです。
油って健康には良くないイメージですが、体に必要な栄養でもあります。
摂る量を極端に減らすより、賢く選ぶ方が得策。
私が極力摂らないようにしている油と積極的に摂る油をご紹介します。

植物性=健康に良い、は間違い?

私達はなんとなく、バターやラードなどの動物性脂肪を敬遠しがち。
コレステロールが含まれているからと、肥満や生活習慣病への影響を懸念されている方が多いようですね。
でも、コレステロールだって体に必要な栄養素。
細胞膜を形成したりホルモンの材料になったりと、生きるのに欠かせないものなのです。
摂り過ぎるのはいけませんが、食パン1枚に塗るくらいの量なら気にしなくて構いません。

むしろ避けてほしいのは、バターの代用品であるマーガリン。
私達の子ども時代は学校給食でコッペパンとマーガリンの組み合わせがよく出され、「マーガリンは植物油だからバターより健康に良い」と言い聞かされて食べたものです。
しかしマーガリンは人工的につくられたもの。
化学溶剤を使用したり、高温・高圧下で処理したり、水素を添加したりとかなり手を加えてあります。
その過程でできる「トランス脂肪酸」は悪玉コレステロールを増やすとされ、アレルギーやがんのリスクも高めると言われているのです。

マーガリンと同様に気をつけたいのが、ショートニングというもの。
やはり人工的に生産される油で、トランス脂肪酸を含みます。
一般家庭で使うことはあまりありませんが、市販の焼菓子などに多く含まれています。
クッキーなどには、健康に良さそうなものを選んでも必ずと言っていいほど含まれていて、避けるのが困難です。

バターを使っているという表示のある焼菓子の中には、ショートニング不使用のものも。
おおむね割高です。
クッキーなどは、家でつくってしまうという手もありますね。
それが難しいなら、食べ過ぎないように気をつけましょう。

この植物性油なら大丈夫!

植物油は熱を加えると酸化しやすくなります。
酸化した油は多くの健康被害を引き起こすので、1度使った油は使い回さず潔く捨てることにしています。
サラダ油は特に良くないので、我が家では全く使っていません。
加熱調理用に使うことがあるのは、ゴマ油・米油・オリーブオイルの3つです。
比較的加熱に強い油ですし、スーパーで簡単に手に入ります。
揚げ物のように加熱時間が長くなりがちな料理は控えめにして、炒め物メインで使っております。

加熱には向きませんが、意識的に摂っているのがアマニ油。
オメガ3脂肪酸というものを含み、一定量摂取することがのぞましい油とされています。
DHAやEPAといった魚介類に含まれる油も、オメガ3脂肪酸です。
同じようにオメガ3脂肪酸が含まれるものとしてはエゴマ油があり、くるみにも多く含まれています。

まとめ

私が極力摂るのを控える油はマーガリン、ショートニング、サラダ油、酸化した油です。
洋菓子より和菓子を多めに食べる、惣菜を買うならフライよりソテーを選ぶといったことをこころがけています。
加熱しても比較的安全で適量なら摂っても良い油は、バター・ラード・こめ油・ごま油・エキストラバージンオリーブオイル。
加熱には向かないけれど積極的に摂る油には、アマニ油・エゴマ油があります。
食べた油が全てぜい肉になるわけではないのですから、賢く選んでおいしく油を摂りたいですね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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