隠れ手抜き主婦が教える「映え料理」5分で簡単!お弁当にも、おもてなしにも!
- 家庭料理と手書きレシピが好きなapricot projectです。小学生と幼稚園生の母です。もっと見る>>
具材を作って、冷まして、巻いて…意外と手間と時間がかかる春巻。
でも具材選びのコツを覚えて工夫すれば、たった5分で、いざという時に便利な自家製冷凍食材を作ることができますよ。
パリッとサクッと、子どもから大人まで大好きな春巻。
急なおもてなしや、お弁当の具材、お酒のおつまみにだって活用できるので、冷凍庫にストックしてあると心強いですよね。
出来るだけ手間なく失敗なく仕上げるためのコツを、「作るとき」と「揚げるとき」に分けてご紹介します!
おもてなしにも、お弁当にも大活躍!春巻の皮を活用しよう!
具材選びのポイントは、「火の通りやすさ」と「水分量」
「5分で仕上げる冷凍春巻」の具材選びのコツは、「火の通りやすさ」と「水分量」を意識すること。
火が通りやすく水分量の少ない食材は扱いやすいものが多く、巻くときも調理場を汚さず、揚げるときも失敗なくできますよ。
下味をつけたほうがおいしい肉や魚は、揚げるときにも火の通りを考えなければいけないので、今回はお休みしてもらいましょう。
え、肉や魚を無しにして何をメインにするの…?と思ったあなた。
今回の春巻きには野菜に主役になってもらいましょう!
野菜は油と相性の良いものが多い上、春巻きの皮に包まれて野菜の持つ水分でスチームされると、他の調理方法では味わうことのできないおいしさになるのです。
少し歯ごたえがあっても美味しく、じっくりと加熱しても味わい深い野菜。
野菜を存分に活用して、栄養たっぷりな冷凍食品、作ってしまいましょう!
旬の野菜&ベーコン、チーズを用意しよう!
さぁ、では野菜選びから。
今まで様々な野菜を試してみましたが、うまみたっぷりなベーコン&チーズに、パリッパリな春巻の皮と合わせて美味しくならない野菜には…出会っていません。
好きなお野菜を巻くのも良し、お子様の苦手な野菜に挑戦するも良し、
気軽に野菜選びをしてみましょう。
それでも何を選べば良いか迷ったら、お値段もお安く、栄養価も高い旬のお野菜を選んでみましょう。
個人的なおすすめは、アスパラ、ブロッコリーの芯、アボカド、山芋…あたりでしょうか。
水分が少ない野菜のほうが失敗が少なく、ちょっと火を通す程度で美味しく食べられる野菜、が美味しく仕上がりやすいかもしれません。
今回は「アスパラ」で作っていきたいと思います。
春巻の皮は2枚使いで!
野菜選びが終わったら、春巻の皮を用意しましょう。
少し贅沢かもしれませんが、春巻の皮は2枚づかいするのがおすすめです。
揚げている途中でチーズが溶け出てはねる心配もありませんし、2重にすることでパリパリとした食感がとても良くなります。また、野菜をしっかりと皮で巻いてあげることで、加熱中に出る野菜の水分で野菜をスチームする効果があり、とてもおいしく仕上がります。
野菜を巻きやすい大きさに切り、春巻きの皮の上にベーコン、チーズ、野菜の順で乗せて巻くだけ。
春巻きの皮は、2枚重ねにしてから巻くのでも、写真のように一度巻き終えてからもう一度巻くのでもok。
2枚重ねにして巻くと、ぎゅっとして外側はパリッ、中はしっかりとした食べごたえのある仕上がりに。写真のように2回に分けて巻くと、程よく隙間がうまれて全体がパリパリに仕上がります。
揚げるときは低温から!
それでは、いよいよ揚げてみましょう!
「揚げ物はたっぷりの油で、高温、一定温度でカラリと!」と言われますが、中に火が通る前にまわりが焦げてしまったり、じっくり揚げていたらべちょっとしてしまったり…となかなか難しいですよね。
それに、揚げ物をするたびに沢山の油を使うのも経済的でなかったり。
というわけで、家庭で揚げ物をするとき私は「少なめの油で低温から」揚げはじめるようにしています。
少し勇気のいる方法かもしれませんが、失敗もほとんどなくなり、油も毎回新しいものを使いやすいので油臭さもなく、気軽に揚げ物を楽しむことができるようになりました。
少し深さのあるフライパンに1㎝程度の深さになるよう油を注ぎ、
火をつける前に、綴じ目をしたにして春巻きを並べてしまいます。
(冷凍保存したものもそのまま並べて大丈夫。水分の少ない食材なのでほとんどありませんが、万が一霜がついている場合は、はねる場合があるので気をつけてくださいね)
並べ終えたら中火にかけて、時折転がしながら気長に揚げます。全体がおいしそうなきつね色になれば、おおよそ中身もほどよく火が通っています。
(油の音が高温になって、中に巻いた野菜の香りがふわっとする瞬間があるので、そのタイミングで取り出すと失敗がありません。)
もし万が一パリッと感が少ないなと感じたら、一度取り出して油の温度をあげ、さっと揚げなおしたって大丈夫。
野菜しかなくても大丈夫。
ベーコンとチーズが無い時は、アスパラをそのまま春巻きで巻くだけでも大丈夫。
食べるときにお塩をつけながら食べれば十分美味しい一品になりますよ。
その場合は少しアスパラの頭を出して巻いてあげると可愛いですよ。
記事を書いたのは…apricot project
小学校1年生の長女と年少の長男の母。「軽やかな気持ちでキッチンに立つ」ことをモットーに、家庭用理の手書きレシピの発信やワークショップ運営をしています。また、日本全国のものづくりを訪ねて勉強&商品開発をしています。