小学校、役員決め。働く母が役員を引き受けて感じたこと。

2020/11/06
  • 元ブラック家計。年間貯金0円から家計を立て直し年間貯金100万円を達成。小学生3人の母。もっと見る>>

小学生3人を持つ働く母。
サンキュSTYLEライターのoshimiです。

皆さんの地域では小学校の役員というと何がありますか?
PTA役員とか地区の育成会役員とか、
色々とあったりなかったりするとは思うのですが、私の地域は近隣に比べると役員の仕事がなかなか多くある校区だったようです。

長男が6年生になった今「結局役員ってどうなんだろう」という思いをちょっと残しておこうかなと。

学校情報なし、知り合いゼロの入学でも全然どうにかなる

思えば小学校入学前、
フルタイムで働き、平日は夜にならないと誰も家におらず。
土日はほぼ出かけていて、近所付き合いもなし。
小学校のことも、住んでいる地区のことも何も知らなかった6年前の私。

でも結局思うのは知り合いがいなくたって、学校のことを何も知らなくたって
「別にそれはそれで全然どうにでもなる」ということ。

後々になって考えれば、「情報共有ができないことでわからないことだらけだった」ことは確かですが、でもそれは後からいろいろと知った中で思うだけであって、「知らないなりに、どうにかはなったな」と。

ちなみに当初近くに知り合いがいない状態の私でも、長男が2年生のときにPTAの役員に立候補して役員になったことで、役員で知り合ったお母さんを筆頭に顔見知りができていくというのは、なんとなく安心感はうまれた気がします。

その時の役員をきっかけにとても仲良くできるママさんにも出会えました。
だから、知り合いがいないことを気にしなくても、わざわざ知り合いを作らなくても気が合う人とは自然と一緒にいられるんだなと。
役員を通じて出会いが広がるというのはやっぱり本当。

そういう意味では、知り合いがいないからこそ何も考えずに役員に立候補できることもあるし、低学年で役員をやっておくというのも、顔見知りが勝手にできる、という意味ではいいのかも。

役員をやるメリット

学校の役員というだけで、デメリットが先行することが多いとは思います。
でも先にも言った通り、役員をやることでうまれるメリットはあると思います。
まずは私が感じるメリットをいくつか。

【知り合いができる強み】
何よりやっぱり、自分自身の知り合いができること。
もちろん全員と仲良くなるっていうことはないですが、
同じ学年のお母さんとは何年もの付き合いになりますからね。
クラス替え後初めての懇談会なんかでも、顔見知りのお母さんがいることで安心したりします。
また、子ども同士のトラブルが起きた時に、相手が知っているお母さんだとお互いの心境が全く違うと思います。ある程度知っている人がいるというのは学校生活を送る上で、親も強みだなと感じます。

【先輩ママのリアル情報が助かる】
そして他学年の情報を共有できるという事もメリットです。
例えば上のクラスのお母さんから聞いた情報がすごく役に立ったりします。
うちは兄弟なので、彫刻刀は1つ購入すればその後兄弟間でシェアできるかとか。細かいけどこういう情報、すっごく大事。笑

【子どもたちの顔を覚えられる】
役員の内容にもよりますが、地区の育成会長になったことで、全く覚えられなかった地域の子どもたちの顔がやっと覚えられました。それがメリット?と思われる方もいるかもしれませんが、朝の「いってらっしゃい」帰りの「おかえり」の声がけに「おはよう」「ただいま」と返してくれる我が子じゃない子どもたち。このやりとりは個人的に和みます。笑

【役員仕事での欠勤はある意味メリット】
最後に私は、PTA役員をしていた頃、フルタイムではないものの週5日勤務で働いていました。役員の仕事のせいで仕事を休まなくてはならない!という一見デメリットともとれるこちら。私にはメリットでした。
普段、仕事が終わって帰ればすぐに子どもたちが帰宅。そんな毎日だったので、役員会がある日は朝から少しゆったり過ごせて、昼過ぎに役員会が終われば贅沢な1人時間!
これが毎月ではなく数か月に1度程度だったということもありますが、「子どもの役員会があって」という理由は、職場にも休みをとりやすく、自分時間を楽しめる日として
重宝していました。
ちなみに今の仕事は基本的には休めないので、自分で前後の仕事の調整をしながらという感じでやりくりしてます。

役員をやるデメリット

いいことばかり言ってみましたがもちろん大変なこともあります。
いくつか挙げてみると、

【リビングテーブルが書類の山!!】
地区の育成会長を務めている今年、噂には聞いていたけど作成する書類の量がすごい!
春の頃は特に、今年度の予定案や回覧などの書類作成にてんてこ舞いで、仕事と家事と子育てと育成会とで(+休校)笑えないレベルで顔が死んでいたと思います。
夕飯も作れず書類作成に追われる姿を見た夫に「お前、なんでこういうの引き受けちゃうの~」なんて呆れられる日もありました。

【土日の研修に駆り出される】
これも、なんとも迷惑な話です。笑
内容も全然興味のない時なんて心底「行きたくないわ~」って1週間くらい前から思ってます。
でもね、私はこれ年間にしたら3、4回なんです。そしたら、もっと大変な本部の役員さんもいることだしと思って我慢。興味のある内容だとラッキー!って感じです。

【いろいろな方と関わらなくてはいけない】
これは、メリットでもあり、デメリットでもあるのかなと。
人付き合いが苦手だなと思う人には耐えがたいデメリットなのかも。

【役員仕事で自分の仕事を休まなくてはいけない】
これはさっきの私にとってはメリットだったこと。
でも、本気で無理!って思う場合もあると思うのです。
役員会に出席しながら毎年思うんですよね。小学校で担任を持って働くお母さんって、こういう時本当にどうするんだろうって。
これがやっぱり役員が敬遠される1番大きな理由だと思うんですよね。

結局「自分の心持ち次第」と私は思う

家族構成だったり、自分の仕事、またそれに付随して引き受けた役員の仕事量など、人によって役員をやることのメリットとデメリットは分かれるんじゃないかなとは思っています。
ただ私がPTA役員、育成会役員を引き受けて思ったこととしては、やる前にモヤモヤしていた時よりも、やっちゃった方が全然楽だったな。ということ。
もちろん、楽ちん~!なわけじゃないんです。それなりの仕事量もあるし拘束されることもあるし、やらないで済めばそれはそれでそっちの方が真の楽ちん~なんです。

ただ、もともと近所にすら全く知り合いがいなかった私が、ここまで知り合いが増えたのは確実に役員を引き受けたから。
ママ友界というのは入ったら地獄だと思っていたけれど、案外楽しいぞということ。

確かに役員を引き受けることで学校に行く回数も多かったり、休みの日でも役員の仕事をこなさなければいけなかったり、大変か大変じゃないかで言ったら「大変」です。
でも、「めちゃくちゃ大変か大変じゃないか」でいったら「めちゃくちゃ大変ではない」です。

勿論、揉め事が起きてしまうことも知っています。実際に遭遇することもあります。
それでも私は周りの人に恵まれているんだなと感じることの方が多いのです。
なので役員の仕事に関しては割り切って、私なんかよりももっと大変な役を引き受けてくれている人もいる!と思ってやっています。

我が小学校では共働き世帯が当たり前になってきている今、役員の仕事量の多さや負担に対して保護者からの声が上がり数年前から本部も負担軽減に動いてくれています。
長男が入学した時よりも役員の負担はぐっと減っているようです。
時代の流れに沿って、無理なく保護者が協力できるようなものになっていったらいいなと私も思っています。

というわけで、以上私が感じた役員になってみてのメリットデメリットでした。
仕事でもなんでもそうですが、「案ずるより産むがやすし」まさにこれです。

なんて言いつつ、まだ小学校はあと2人分の役員が。
そして中学生になっても高校生になっても追いかけてくる役員・・・
6年目でママ友とももはや合言葉のようになっている「しょうがないよ。なったらなっただ」で、やり切っていこうと思います。






■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターoshimi
パートで働く、小学生3人の母。主婦歴12年。その半分を散財赤字家計で過ごし貯金はゼロ!と胸を張っていた時代から、ようやく貯金に目覚め現在は我が家なりの心の満足度を高めていける心地よい暮らしを模索中。

計算中

関連するキーワード