【子育て】元塾講師が伝えたい、テストが終わったらするべきこと。

2022/05/31
  • 食育アドバイザー。小学生~大学生までの子を持つ母ちゃんです。業務スーパーとKALDIが大好き。 もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターゆずうさぎです。
私は、元塾講師です。(今でも、子供の教育にかかわっています)
今回は、私が考えるテスト終わりにするべきことを書いていこうと思います。
どの学年の方にも使えるかなーと思うのですが、特に1年生(中学一年生・高校一年生)その中でも中学一年生に使えるかなーという感じです(もちろん、学年が上がった小学生にも)。

あくまでも、私の経験から思ったことを書いていますので軽い読み物として読んでくださればと思います。

中学生以上の方は、初めての中間テストの時期ではないでしょうか?
テストはどうでしたか?特に中学生で定期テストを受けた方は、小学校とあまりにも違ってびっくりしたのではないでしょうか?
思うように点数が取れた方、思うように取れなかった方へ、何か役に立てれば…と思います。

思うように点数が取れた場合

そもそも、小学生と中学生ではテストの形式が違います。
小学校では単元別にテストがありますが、中学校では定期試験に代わります。
宿題も、小学校では毎日出ていたのですが、中学では日にちを決められてそれまでに出すという形になることが多いです。
中学校と高校でも形式が違います。
各教科のテスト範囲を一覧表にして配布してくれる中学校に対して、高校では各教科の先生が口頭で伝える場合があります。

その変化にきちんと対応して、自分で勉強して点数が取れた子は本当に素晴らしいと思います。保護者が思っているよりもすごいことなので、褒めてあげてほしいです。

ただ、学校によりますが最初のテストは比較的簡単で範囲が狭かった可能性があるので、今回と同じように勉強するのではなく、次回はより早めから勉強をするのもいいかもしれません。(次のテストは、教科が増える可能性があります)

また、点数を見て褒めてあげるのはもちろんですが、満点でない限り間違えたところをきちんとやり直しておくことはとても大事です。
例えば、数学なら「計算はできているけれど文章題で減点されている」国語なら「漢字はできているけど、文章の読み取りはできていない」など特定の場所が減点されているなら、そこは弱点かもしれないので、重点的に復習することをお勧めします。

思いがけず点数が取れなかった場合

きっと、この記事を読んでくださってる方はこちらの方が気になるのではないかと思います。

今回は「しっかり勉強をしていたけれど、点数が取れなかった」という時に、こういう理由が考えられるかなーということを書きたいと思います。

1.試験に緊張した
「え?」と思われるかもしれませんが、今まで小学校でしかテストを受けたことがなくて初めて中学校でテストを受けた子にはあることかもしれません(塾などの外部模試を受けたことのある子は、大丈夫だったかもです)
小学校と中学校・高校のテストの大きな違いは、試験の形式・テストの文字の大きさなどです。
大人にとっては大したことのない違いでも、子供にとっては大きな違いです。
紙の質が変わったり、文字のフォントが違うだけで緊張してしまう子もいるでしょう。
また、問題用紙と解答用紙が別になるだけで戸惑ってしまう子もいると思います。
次は緊張しないように、やり直しをして「テストはこういう形でするんだ」ということを意識することがいいと思います。

2.勉強の方法が間違っていた
子どもが「勉強した」と言っていたのに、点数が取れなかった場合は少し注意が必要です。本人が嘘をついているとは考え難いので、おそらく勉強の仕方がまずかったのではないかと思ってほしいです。
子どもが「勉強した」と言った時、「点数取れてないじゃない。本当に勉強したの?」などとはできれば言ってほしくないです。
なぜなら、子供は本当に「勉強していた」ので。
ましてや「なんでこんな点数を取ったの?」などは、もっと言ってほしくないです。
なぜなら、本人が一番「なぜ?」と思ってるはずですし、「なぜ?」と聞かれてもわからないからです。

勉強したのに、点数が取れない理由は勉強方法が中途半端だからだと思います。
一例を出しますと

・問題集をして、答え合わせをした
→間違ったところの解説をきちんと読んで、何を間違ったかを理解できればグッド
・問題集を範囲まで全部解いた
→繰り返し解いて、同じ問題が本番(テスト)で出ても解けるようにするとグッド
・教科書を読んだり、蛍光マーカーで線を引いたりした
→読むだけで覚えることはなかなか難しいので、ノートなどに自分なりにまとめるとグッド
・学校から言われた提出物をきちんとした
→提出物は教科によって量に差があるから、さらに問題集などの勉強をするとグッド

他にもありますが、少し自分の勉強方法を変えると点数が上がる可能性があります。

3.そもそも問題が難しかった
テストの点数だけでなく、平均点も見てほしいです。
問題が難しくて平均が下がっているなら、そこまで悲観しなくてもいいかもしれません。(その場合はむしろ、「平均も低いし、次頑張ろう」と慰めてほしいです。)
そして、やはりやり直しをしてほしいです。

4.実は、前の学年の内容を理解していない
特に数学・英語の教科の特性でもあります。
例えば小学生の計算で引っ掛かっていると、中学校のテストで点数を取るのは少し難しくなります。英語も前学年の文法が引っ掛かっているとなかなか次の単元を理解することが難しいと思います。
→引っ掛かっていることまでもどって、勉強しなおす。(その際は、基礎的なドリルであまり厚みのないものを使いさらっとやり直すのがおススメです)


各自で色々と理由はあると思いますので、あくまでも一例です。

テストというのは、その時の到達度を測るものです。結果を見て、自分の努力を喜ぶことはいいことだと思いますが、落ち込んだり悲観したりする必要はないと思います(反省するくらいでいいと思います)。

ただ、必ずやり直しをすることが大事です。やり直しまでが、テストだと思ってくれると次につながっていくと思います。

勉強だけがすべてではないと思いますが、何かのお役に立てれば幸いです。

■この記事を書いたのはサンキュ!STYLEライターゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。中学生から大学生まで三男一女の4人の子どもを育てる母。
元塾講師(担当は算数・数学)。子供4人の勉強は自分で見ています。

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