6年間ダイエットの相談にのり続けて一番難しかったこと
知人が間違ったダイエットで入院したのをきっかけに、真剣に栄養学とダイエットを学んだ、調理師でサンキュ!STYLEライターのacoです。
6年前、友人から初めてダイエットの相談をされたときには、調理師免許を取るときに学んだ栄養学の知識しかなく、「そのダイエット、栄養学的に間違っているんだけど大丈夫?」としか言えませんでした。
だって、友人が持ってきた本は「医師」監修なんですもの。
でも、同じダイエットで病気になった人を知っている私は、とにかく必死でした。
すでに健康診断で問題が見つかっている友人には、とにかくバランスよく食べて、適度に動くことをすすめ、彼女が持ってくる「これを食べれば痩せる」「ラクして激やせ」系の情報を、否定するための勉強を始めました。
でも、いくら私が勉強しても、それを伝えても、どうにもならない問題がありました。
知識があっても実践し続けなかったら効果はないんです。
だから、太らないために身につけて欲しい習慣を紹介します。
「情報」を考える習慣をつけたい!
情報を集めるだけでは痩せません。
情報を鵜呑みにするだけでは、病気になるかもしれません。
まず「このダイエット法は、本当に自分にあっているかな?」と、考える習慣をつけましょう。
大会前のアスリート向けの減量法を、運動不足の人が真似をして痩せられるでしょうか。
糖尿病の人向けの厳しい糖質制限が、健康体の人に合うでしょうか。
生きるために必要な、最低限のカロリーを下回っていて、本当に大丈夫でしょうか。
情報の中から自分に都合のいいところだけ抜きとって、大切な部分を飛ばしていないでしょうか。
そういうことを考える習慣はとっても大切です。
お腹の空き具合を意識することを習慣づけたい!
「いつもの量」ではなく「今日はこのくらい」と、お腹の空き具合を意識して食べることが大切です。
20歳の頃と比べると、40代ではご飯茶碗1杯分くらい代謝が下がっているので、何も考えずに若い頃と変わらない量を食べていると、いつの間にかじわじわと太ってしまいます。
代謝が下がっている分、お腹の空き方も変わってきているはずですよ!
目が食べたがる量と、身体が欲する量は違ってきていることに注目しましょう。
よく噛むことを習慣にしたい!
お仕事が忙しい方や、小さなお子様を抱えたお母さんに多いです。早食い。
乳児を抱えていた頃についた早食いが、そのまま癖になっていることもありますね。
早食いに百害あって一利なし。
胃腸に負担がかかり→消化が悪くなり→腸が下がり→便秘になる→ポッコリお腹の出来上がり!
嫌ですよね。
しかも、下がってきた腸に子宮が押されて、PMSや生理痛が重くなることもあるそうです。
せめて夕ご飯だけでも、液化するくらいよく噛んでゆっくり食べるよう心がけましょう。
ちょこちょこ動く習慣をつけたい!
まずは、動くのが苦でなくなることが第一歩です。
でもわざわざ運動の時間を作るのは苦になってしまう。疲れた時は休みたいですしね。
だからキッチンでお湯が沸くのを待つ間のそんきょや肩回しエクササイズ。ゴミ出ししたら遠回りして帰ってくる。信号待ちの間お尻の穴を締める。そんな風にちょっとした隙間時間を意識する習慣があったら良いと思います。
太りやすい太りにくいは、確かに遺伝子の影響はあるけれど、「太りやすい習慣」の影響の方が大きいという研究結果があるそうです。
だから、「太らない行動の習慣化」大切だと思います。
◆記事を書いたのは・・・aco
知人が間違った糖質オフで倒れたのがきっかけで、生活アドバイザーの資格を取った調理師で、2児の母です。