【3.11に学ぶ】明日でいいやはダメ!絶対!!
9歳と7歳の兄妹と暮らすアラフォーママ acoです。
乳児を抱えて震災を体験して分かった心構え それは
「明日でいいや」をやめることでした。
物資より大事なもの
オムツやおしりふき、トイレットペーパー、粉ミルク、レトルト食品。
いろんなものが不足しました。
でも、それよりも大切なものがあります。
それは、仲直り。
子どもを 必要以上に怒ってしまった時の謝罪。
子どもを泣かせたまま寝かさないこと。
お休み前の ハグ!
もちろんオットとも、出勤前と寝る前は笑顔!
これは 実体験を踏まえての切実な心構えです。
時間は解決してくれない
数年前、母と叔母がケンカをしたのですが
その後事故で 仲直りをする機会を永遠に失いました。
叔父によると、事故が起きた日、仕事帰りに母のところへ寄る予定だったと。
もっと早く母に謝罪の電話をさせていればと(母が言いすぎたんだろうと なんとなく想像しています)後悔してもしきれません。
なにか揉めたことに勘づいていながら、事情を聴かず放置してしまった 当時の自分を残念に思います。
60歳を超えた姉妹のケンカに、子供世代が口を出さないのは普通のことなのでしょうが、妹を失った母はそれはもう痛々しかったです。
突然の心停止から奇跡的に生還したアドラー心理学の先生も言っていました。
「別れは突然来るから 後悔のないように」
私の失敗
9年前の3月11日午前中、私は当時10カ月の息子と車で出かけていました。
帰宅して駐車場に入ったとき給油ランプが点灯したのに、「ま いっか 明日で」と家に入りました。
その判断が大間違いでした。
数時間後に あの大地震。
余震の影響でタンカーが陸に近づけないとかで、ガソリンが不足しました。
「救援・支援・復旧に当たる車を優先します」
との政府の発表もあったらしく、不安になった人がガソリンスタンドに押し寄せて数キロ先まで車が連なる状態でした。
私の車には、その列に並ぶほどの残量がなかったし、乳児を抱えて何時間も並ぶのは抵抗がありました。
もしあったとしても、給油のためにガソリンを消費するより、家にこもっていたと思いますが…
空っぽか、あと半分あるかで心のゆとりが違いますよね。
結局、給油できたのは約1か月後でした。
その間、タイミング悪く気管支炎を起こした息子を抱えて、かかりつけの小児科へ片道30分、吸入のために1週間毎日歩いて通いました。
息子は呼吸が苦しいのに、強い春風が吹く中を歩くなんて。
給油しておかなかったことを本当に後悔しました。
大切にしていること
使い慣れたもの、食べなれたものを1個多くストック。
使ったら補充、食べたら補充、残り3メモリになったら給油を繰り返してきた9年間。
これのおかげで、今回の紙不足では不安にならずに済みました。
残り2ロール!と慌てている母に1袋分けてあげることもできました。
そして、毎日の「行ってらっしゃい」も「おかえりなさい」も 心を込めて
「気をつけて出かけてね」「無事に帰ってきてくれてありがとう」の気持ちを込めて
何かをしながらではなく、顔を見てきちんと あいさつすることも続けています。
今日の夜も 家族そろって眠りにつけるように。
次の休日もみんなそろって食事ができるように。
平穏な毎日が続くことを祈り、感謝しています。
日常が非日常に変わる瞬間に後悔を残さないように。
「明日でいいやは絶対にダメ」
これからも心掛けていこうと思います。
◆記事を書いたのは・・・aco
いろいろ不器用で怒りっぽいアラフォーママ。
それでもなんとか家庭を支えています。