【親の終活】元気なうちにエンディングノートを渡そう
2歳差小学生兄妹の母、acoです。
お立ち寄りありがとうございます。
今日はちょっと重い話。
母に、エンディングノートを渡したときのお話です。
いよいよという時に準備するのではなく、元気なうちに渡しておいて良かった。
と思ったので、記事にさせていただきます。
実家の状態
私の実家は、70代の母が一人暮らし。父は12年前にガンで他界。
90代の祖母が老人ホームにいます。
兄は、離婚「願い」が受理されず、内縁ちゃんと暮らしつつ嫁ちゃんに慰謝料と養育費を払う生活が15年超えという複雑な状況。
ええ……ドロドロしてるんでございますよ。
母が死んだら絶対泥沼!
と危惧した私たち夫婦は、口頭ではなく文面での遺言を欲したわけです。
エンディングノートは遺言状と違って法律上の効果がありません。でも、あった方が良いと思うのです。
エンディングノートの渡し方
抗がん剤の治療を拒否した母に渡したのですが、
「早く書け」
という態度では、怒らせるだけだと思いました。
「私 人より早く死ぬ気ないですから」
と医師に向かって宣言する母にどう渡すか、非常に悩みまして……
夫が、スマホを見ながらの運転者にひかれそうになった実話を伝え、
「夫婦で書くことにしたから、お母さんの分も買っておいた」
と、ついでを装って手渡しました。
「話し合ってみたら、夫婦でも分からないことだらけだったんだから、一緒に住んでないお母さんのことは、ぜんぜん分かってあげられないからね~」
と 明るく冗談めかして言い添えました。
選んだのはこちら
デザインも仕様もいろいろある中から、私たちは『星の王子さま』の名言付きのものにしました。
表紙を見て「これなら渡しやすい」と思ったことが一番ですが
イラスト付きのシンプルなデザインで、ノートスペースは大きく書きやすそうですし、終活コラムや、わからない用語解説もついていて親切な1冊だと感じました。
3年経ちました。
ずっと、開かれた形跡もなくひっそりと本棚の端に置かれていましたが、捨てていなければOK。
「早く書いて欲しい」とは一度も言いませんでした。
それが最近は本棚から出されて、ちゃぶ台に置かれるようになりました。
今日は、間にボールペンが挟まっておりました。
「ここにも書いとくけど、あれはこうしてほしいんだ」
なんて話も出始めました。
突然の別れではなく、こうして最低限心の準備と生家の片づけを一緒にできることを、嬉しく思います。
エンディングノートは、渡しにくいという方は、 ケアポケット株式会社の「親ブック」という商品が良いかもしれません。こちらは資産のことは書かないので、コミュニケーションの一つとして楽しめるし、将来の介護の備えにもできるそうです。
◆記事を書いたのは・・・aco
2歳差小学生兄妹で、家事が苦手なアラフォーママです。
病気で食事制限を強いられることになったら、人生の楽しみが減る!
だからこそ「正しい」「健康的」な食生活が大切だと考えている調理師でもあります。