親の「まだ早い!」は「もう遅い!」学童期までのおうち性教育

2021/04/09
  • 知人が間違ったダイエットで入院したのをきっかけに、生活アドバイザーの資格を取得した調理師です。自身も20年以上同じ体重を維持中です。 もっと見る>>

小学生兄妹の母で、サンキュSTYLEライターのacoです。お立ち寄りありがとうございます。

今日は、子どもの性教育のためにおすすめの本を紹介します。

【性教育=ポルノ】ではありません。
命と体と健康に関する学問ですが、学校ではあまり教えてくれないんです。
息子は4年生の冬にたったの1時間、保健の先生から話を聞いただけでした。

産科に勤めている友人によると、「妊娠したかも」と相談にくる10代の子の中には性交経験がない子もいるとか。

家庭で、体の変化や性について気軽に話し合える雰囲気を作ることが大切だと感じました。

おすすめの2冊

以前、テレビでも紹介されて話題になっていましたが、大人4人が子ども達にどう性教育するかを悩むところから始まります。

「子どもの身体の変化に対する親の心構え」や「『犯罪に巻き込まれないためにどうしたらいいか』を、どう教えるか」など、大人の疑問に寄り添った内容となっています。

【親のまだ早い!は、いつだってもう遅い!】という言葉が、胸に刺さります。

こちらは、子どもからの質問に優しく答える一問一答形式で、進んでいきます。
体の仕組みなども、イラストでしっかり説明されているので、子どもに伝わりやすいです。

我が家で教えたこと

嫌だと言って逃げていい

我が家では、幼稚園の頃から
「口と、下着や水着で隠れるところは、他人が勝手に触ってはいけないところ」
勝手に触ったり、触らせたり、見ようとしたり、見せたりしてはいけない部分だから、そういうことをする人には「いやだ!」「やめて!」とはっきり言って逃げるように。
と教えてきました。

私自身も、子どもがふざけたときには「やめて!」と言って距離を置くようにしていました。

「ないしょ」は危険

悪いことをする人は「ほかの人に言っちゃダメだよ」と言ってくる。と教えました。
もし「ヒミツだよ」と言われたときには、お父さんかお母さんに相談するように。と言い聞かせています。

成長に伴う変化

例えば、「男の子の変化は夫に任せよう」と思っても、もう自身の学童期など覚えていなかったりします。

このあたり

【おうち性教育】では、「精通に気づいたら対処法だけを淡々と伝える。」など、親の心構えが書いてあります。

【赤ちゃんはどこからくるの?】では、「なんで濡れてるの?」という理由から、「自分で洗って洗濯機に入れる」ところまで、イラストでしっかり説明されています。

漫画や動画

最近の漫画は、急展開な性的表現が増えているように見受けられます。
アダルトビデオも子どもに現実を教えるものではありません。

それを「現実じゃありえない」と思えるのは、知識を持った大人だから。
性教育を受けていない子ども達はそれを「普通」と受け取ってしまう危険があります。しかも「避妊」の描写はほぼありません。
そういったものに触れる年ごろになる前に、まずは家庭での会話が大切だと思いました。

リスクを含めて正しく知ることで、「自分で判断・主張できるようになる」正しい知識は子どもが幸せに生きるために必要なのです。

(本文中の言葉をお借りしました。本当にその通りだと思います。)

◆記事を書いたのは・・・aco
いろいろなことに対して、イヤも逃げるも親に話すもできなかった覚えがある、母親です。
子ども達には「イヤ!」といえる自己肯定感と、親に話せる安心感を持ってもらいたいと考えています。

普段はラクして体型維持するために「簡単にできること」を日々模索して記事にしています。

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