【事故】当て逃げされた私が、ひとりで出かける我が子に言い聞かせたこと。
2歳差小学生兄妹の母で、サンキュSTYLEライターのacoです。お立ち寄りありがとうございます。
自転車で出かけていく息子を見送りながら、自身が10代の頃、車に当て逃げに近いことをされたことを思い出しました。
車に当てられました。
優先道路を自転車で走行中、見通しの悪い横の道から(おそらく)左右を確認しながら徐行してきた車に衝突されました。
当時の私、気が動転してナンバープレートに傷をつけたことを謝ってしまいました。
一時停止しなかった相手が全面的に悪く、徐行中とはいえ、横からの衝撃はそれなりで、自転車は歪みましたし、なによりとても痛かったのに。
お相手は、親を呼ぶために電話は貸してくれましたが、
「うち、そこなの。何かあったら来てちょうだいね」
と、ある家を指さして立ち去ってしまいました。
非常識ですよね。
大人になったから分かるのですが、名乗らず電話番号も教えず、どの家かもはっきりさせないなんて。
でも当時の私は、相手の車のナンバーを控えることもできませんでした。
当時、警察官の父から「こうして欲しかった」と言われたことを踏まえてお話しします。
子どもに言い聞かせてください
相手が警察や救急車を呼んでくれるような人だったら良いのですが、私が体験したように、そういう人ばかりではないのです。
相手を引き留める
名前や連絡先を聞きたくても、メモ帳や筆記用具を持っているとは限りません。
事故直後の気が動転している状態で、暗記できるはずもありません。
もし、それらを持っていたとしても
「お母さんが来るまで一緒にいてください」
と言えると良いです。
お母さんじゃなくても、よく知った大人が来てくれるまで、相手を引き留めることが必要です。
これは、加害者になってしまった時もそうです。
「大丈夫」といわれても、大人が行くまで引き留めて欲しいものです。
緊急連絡先を持ち歩く
親の連絡先だけではなく、万が一親に連絡がつかなかったときのために、学校の電話番号と担任の先生の名前が書かれたものを持ち歩くと良いです。
事故の相手にそれを見せて、
「ここへ電話してください」
と伝えられるようにしましょう。
スマホならもちろんですが、最近は固定電話でも、着信履歴が残るものが多いので、必ず相手の電話からかけてもらいましょう。
あまり考えたくありませんが、緊急連絡カードは、重症で話せない場合にも役立ちます。
車を覚える
もし、立ち去られてしまった場合。
筆記用具を持っていたとしても、それを取り出すまでナンバーを覚えているのは、難しいかもしれません。
せめて色と、メーカー(マークの特徴)か車体の形を覚えると良いそうです。
ナンバーの末尾だけでも覚えられるとさらに良いですね。
怒らないであげて
軽傷だったからこそ、怒れたのでしょうけど…
母は怪我の心配より先に、相手が分からないことを怒っていました。
「あそこの家だって言ってた」とは伝えましたが、そこへ行くことはありませんでした。
「どうせウソ」と思ったのでしょうか?
そして、自転車を買い替えたり、翌日になって痛みが出て病院へ行ったり…
お金がかかりました。
警察に届けていなかったから保険はおりませんし、相手は分からないし、全額自己負担です。
お金がかかってまた怒られ、当時はひたすら謝りましたが…
母になって、
「怒らないでお母さん。命あってのことでしょう?」
と思うようになりました。
みなさんも、万が一お子さまが事故にあったときには、優しく抱きしめてあげてください。
なにより、事故に遭わないのが一番ですから、まずは今日も無事に帰ってきたことを喜びたいと思います。
◆記事を書いたのは・・・aco
2歳差の小学生兄妹の母。ひとりでドライブするのが好きな、アラフォーです。