【相続】で困った!配偶者や我が子のためにも口座の凍結はこう回避しよう!!
サンキュSTYLEライターで調理師のacoです。お立ち寄りありがとうございます。
今日は、母が亡くなったときに困った銀行口座の話をしたいと思います。
通帳は3年分残してください
相続の手続きをする時、まず提出を求められたのが「預貯金の3年分のデータ」でした。
通帳を提出すれば済むのですが、母は繰り越したらすぐに捨てる習慣だったため、過去のデータを銀行や郵便局からもらうための手続きが必要でした。
それぞれ「法定相続人です」という証明できる書類が必要で、その証明書を用意するためにも、各口座のデータをもらうためにも手数料がかかりますし、入出金データが送られてくるまでに2週間程度かかります。
そして、その手続きをすれば当然、口座は「凍結」されます。(郵貯は「解約」でした)
これは、遺族のひとりが勝手に預貯金を下ろすなどして、トラブルにならないように。の対応といわれていますが、色々な手続きに追われる中で口座が閉じてしまうと、「振り込めませんでした」「引き落とせませんでした」の通知が山のように郵送されてきて、また新たな手続きに追われることになります。
年金も、支払月の前に亡くなった場合にはもう一度支払いがあるため、振り込まれる口座は残しておいた方が良いです。
落ち着いて手続きができるように、後回しにできるものは後回しにするために、通帳は3年分を手元に残しましょう。
万が一、故人の口座に収入が一本化されていると、下ろすことができずに日常生活に困ることにもなります。
専業主婦の方は特に、配偶者の口座から自分名義の口座に毎月少しずつ移しておくことが大切です。
帳面にメモを残しましょう
提出した3年分のデータの中に、多額の引き落としや振り込みがあると、ひとつずつ「用途」を聞かれます。
これは、生前に贈与されていないかどうかの確認かと思われます。
「分からない」と何度言ったか分かりません。一緒に住んでいない親の多額の出金の用途など、把握できていますか?
「入学祝いが高額だった」「医療費だと思う」「車買ってたかな」「葬式費用として事前に受け取った」など何とか理由付けをしました。
そういう苦労をしないためにも、多額の出金をした時には、金額の横にメモ書きをすることをお勧めします。
自分でも、見直したときに驚かなくて済みますしね。
さらに注意する点は、確認作業の際、年110万円以上を受け取ったことになると、贈与税が加算されるらしいところ。
私は、亡くなる直前の母から「子ども達の学費に」と200万円を受け取っていたのですが、きちんと子ども達の口座に入金していたため、贈与税を免れております。自分の口座に入れなくて本当に良かった…
「3年分の通帳&メモ」参考になりましたでしょうか?残される配偶者や子供たちのために。元気なうちから習慣にすることをお勧めします。
※2年前の記憶をもとに書いております。詳しくは税理士など専門家にご相談ください。
◆記事を書いたのは・・・aco
手続き中、ある契約が15年前に亡くなった父の名義のままだったことに驚いたパート主婦です。
年金を受けている方が亡くなったときにまだ受け取っていない年金や、亡くなった日より後に振込みされた年金のうち、亡くなった月分までの年金については、未支給年金としてその方と生計を同じくしていた遺族が受け取ることができます。