【リモートにも】家族でシェアルーム!おウチにつくる予約室って何?
元雑貨ヴィジュアルマーチャンダイザー、サンキュ!STYLEライターの朔花です。限られた部屋数で子どもたちの個室を作れない。夫の書斎って必要?リモート用に部屋を作りたい。そんな方にオススメしたいおウチ予約室。我が家の場合をご紹介します。
「寝室は2階にしたい」が発端
子ども2人(男女)の4人家族。2階には2部屋しかないのですが、阪神淡路大震災を経験した私としては、どうしても寝室は2階にしたいという思いが強く。考えあぐねた結果、我が家の2階は寝室に限定することに。幸い1部屋は8畳あるので、カーテンで2つに仕切り子ども寝室に。病院の大部屋感覚です(写真)。もう1部屋は4.5畳で夫婦の寝室。子どもたちもプライベート空間ができ、喜んではいるのですが、自分の部屋ではないというのが小さな悩みでした。
そこで生まれた「予約室」という概念
それぞれ個室は持てないけれど、友達がくる、宿題がしたい、1人になりたい、などの目的で使える「予約室」を作ったんです。どうしてもの予定がある時、予約すればその時間は専用で使える部屋です。
とは言え、今のところは入れ替わり立ち替わりざっくり使っているのですが。ただ、使う時間が見事にバラバラでバッティングはあまりせず。考えてみれば、私は平日午前中、子どもは帰宅がまちまち、夫は土日と、予約室を使う時間がはじめからバラバラなんです。今は、多目的室というところでしょうか。子どもたちが成長して、彼氏や彼女を連れて来るときに申請があるだろうと思ったりしてます。家には連れて来ないかしら。
おウチにつくる「予約室」メリット4つ
【メリット1】防災に役立つ
我が家の場合、2階を寝室と限定できたので、防災にも役立ちました。寝室はそれぞれチェストとベッドのみ。就寝時の揺れでも、倒れるかもしれない家具が必要最低限で済みました。
【メリット2 】それぞれが部屋を持てない不満を解消。
思春期の息子が1番予約室を使っています。寝室は寝室で息子は漫画を読んだりタブレット学習をしたりで、ごろごろするのを楽しんでます。母親的にテーブルでお願いしたいところではありますが。子どもたちは「自分の部屋が欲しい」とは言わなくなったので満足しているのだと思います。
【メリット3】思いやりを育む
予約室は個人で使えるけど家族みんなの部屋。使った後は次の人のために、整えることが定着します。
【メリット4】溜め体質にならない
個室は何でも溜め込みがちなります。自分の物を収められる箱(部屋)は大きければ大きいほど、無駄な物も増えがち。可愛いからと買ってしまい、ちょっと使って引き出しに入れとこう、みたいなことが塵も積もれば山となる。我が子を見ていると、物の要不要の判断がわりと得意です。また、物を大切にします。まだ使える筆箱があったとして、新しい物は買いません。今使っているものを収める場所がなくなるのを理解しているんだと思います。
息子中1、娘小4。数年前まで部屋をどうするかで悩んでいましたが、予約室のおかげで今のところ上手くいってます。
◆記事を書いたのは・・・ 朔花。
なんちゃって古民家住人。薬草コーディネーター。モノを増やさないインテリアを楽しんでいます。