片づけ上手は教えてくれない!すぐ散らかる4つの落とし穴③
今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。
すぐ散らかる落とし穴シリーズも後半となりました。
では早速、落とし穴③「見た目」を掘り下げてまいりましょう!
前回までのシリーズ記事はこちら↓
キレイがゴールになってしまう
残念ながら我が家ではありません〜いいですね、こんなリビング。
でも実際に住んでみたら?となると、きっと我が家には暮らしにくいです。
なぜなら、収納家具がない!そして真ん中のテーブル、意外とお邪魔?
右側のソファにもたれたら壁に頭ぶつけそう。あれ、カーテンがない!まる見え〜
・・・結構突っ込みどころ満載です。
ちなみに、モデルルームもあの美しいマジックにはまってしまいそうですが、冷静に細かく見ていくと面白い。
“見せる家”と“暮らす家”は違うんだなとつくづく感じます。
でも実際、片づけ上手さんも皆美しい自宅写真を載せているし、いつのまにか私たちの頭の中には「美しい=片づけのゴール!」が刷り込まれています。
確かに機能的な空間は美しいですが、片づけは何よりもまず「順序」が大切なのです。
ここを間違えて先に「見た目」にフォーカスしてしまうと、必ずといって良いほどリバウンドします。そして終わりなき苦しい片づけの道へ。
心当たりのある方、特にインテリア好きだけど片づけはちょっと…という方、一度次の順序を確認してみてくださいね。
収納用品を決めるのは一番最後
ここでは簡単に。
⒈ 出す
一つの場所に入っているものを “すべて” 出す。
(慣れないうちは、引き出しなど小さなスペースから始めましょう!)
↓
⒉ 分ける
使用頻度や機能性、感情などの判断基準で “大切なものを選ぶために” 分ける。
↓
⒊ 仮置き
不要なもの以外は、使用頻度や使う場所などの判断基準で “大まかに” 置く場所を決める。
このステップ、落とし穴シリーズ①や②の記事で書いたように、自分(家族)にとっての最適な定位置や適正量を知るには何度かチャレンジが必要。
だからこそ、仮置きをした状態で1週間でも試してみてほしいのです。
できれば、わざわざ収納用品を買う前に!!
場所や中身が違えば必要となる収納用品も違うから。
例えば、高いところに置くなら側面に取っ手があった方が便利だけど、低いところの引き出しの中なら取っ手はいらないですよね。
仮置きの間は適当な収納用品があればもちろん活用できますし、なければ紙袋で代用してもOK。(四隅に切り込みを入れたり折り込んで高さ調整できます)
見た目にん〜と思うかもしれませんが、意外とブランドの紙袋なんかは厚手だしセンスが良いのでテンション上げてくれますよ。
何のための片づけ?
美しい家を見たり、自宅の散らかりがとても気になっている場合、どうしても「見た目を整える」ことだけが目的になりがちです。
でもその先の毎日の暮らしも忘れないでほしいと思います。
我が家は以前、居住しながら自宅マンションを売却した事があります。
売出中は、内覧希望が入ったらいつでも見てもらえる状態にしているので、当然 “見せる” ための自宅仕様。これが本当にストレスフル!!
自分の家なのに寛げない感じ。日々の暮らしがなかったことにされるような虚しさ。
キレイだけど温もりの感じられない空間でした。
だから、私は窓ガラスが子どもの手垢で汚れても、片づけたばっかりなのにおもちゃを床いっぱいに広げられても、それが「生きる」ということだから良し!です。
あなたなら、自宅で誰とどのように過ごしたいですか?
そのぱっと思い浮かんだイメージをぜひ大切にしてくださいね。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、コーチ・心理セラピストを目指して勉強中。