捨てちゃう○○○○の葉っぱも美味しく食べられる!もったいない食材活用3選

2020/08/03
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかりです。
食べるのが好きということに留まらず、「食べられるものは食べてみたい!」というチャレンジャー精神も持ち合わせています。

どんな食材も少なからず栄養を含んでいて、野菜高騰中のこの時期だからこそ、なおさら活用できれば家計的にも助かるのでは?

そんな考えから、この記事では、“捨てられがちな食材”を使ったレシピ3選を紹介します!

野菜の葉っぱ①

まず1つ目は、新鮮だと葉付きで売られていることもある「にんじんの葉」。

以前にも、葉っぱごと食べられるよ、と農家さんの収穫体験で丸ごと持ち帰ったこともあったのですが、香りの強い葉が苦手で、結局、おひたしを作って食べてみてギブアップした苦い思い出が…
(たぶん、無農薬栽培のものだったので、ワイルドな味が強すぎたのかも。)

もともと、にんじんはセリ科の植物ということもあり、セロリ・パセリ・セリなどの葉や茎を食べるものと同様に、にんじんの葉にはクセのある香りがあります。

もれなく、セロリもパセリもセリも得意ではない筆者なので、本来であれば、わざわざにんじんの葉を食べようとは思わないのですが、家庭菜園で育てたにんじんを間引かなければいけないことになり、なんとか美味しくできないかと考えた末…

天ぷらにしてみたら、大正解!!

気になる香りが控えめ(というか、ほぼ気にならず)になって、4歳の娘も筆者もパクパクと箸が進み、あっという間に完食!
一緒に揚げたナスやピーマンを押し退けるほどの娘の食いつきぶりに正直、驚きました。

作り方は、市販のてんぷら粉を水で溶いて絡めて揚げるだけ。
めんつゆに付けていただきました。

もっとたくさん間引いてくれば良かったと思うくらいで、早くも次の収穫が待ち遠しくなりました。
同じように香りが強い他の葉っぱも、天ぷらだと食べやすくなりそうですよ。
(山菜系で経験済み◎)

野菜の葉っぱ②

続いて2つ目は、家庭菜園をしていないと中々手に入りづらいのですが、「ピーマン&パプリカの葉」。

我が家では、ピーマンとパプリカのどちらも栽培中なのですが、葉っぱはどちらも同じなんです。

あまりにも葉が茂ってしまい、日当たりが悪くなってしまったので、一気に葉を落とした時のものを調理してみました。

「えっ?そんなものまで食べるの?」
なんて、家族には渋られましたが、食べられる確信があったので、つくだ煮に挑戦してみました!

ボウルいっぱいのピーマンの葉を水洗いし、熱湯でサッと茹でて水にさらします。

水気を絞って刻み、フライパンで料理酒・醤油・みりんと一緒に炒め煮し、水気がなくなったら出来上がり!

料理酒:醤油:みりん=5:3:2くらいの割合で作ってみましたが、他にも酢を加えたり、輪切りにした唐辛子やピーマンを加えて作る方法もありますよ。

ちょっと添えると白ご飯の食べがよく進み、日持ちも冷蔵で1週間くらいあるので、とても助かるごはんのお供となりました。

未熟な果物

そして3つ目は、この記事の中で最も手に入りにくいであろう「未熟なぶどう」。

たまたま、父の知人宅にぶどうがたくさん実っていて、手入れを手伝ってほしい、ということで間引きさせていただいたものです。

もちろん、未熟なぶどうについても、
「どうやって食べられるの?」
と家族は心配していましたが、美味しく変身させられる希望を胸に、持ち帰ってくることに。

2.5kgも譲ってもらったので、大きなスーパーのビニール袋にいっぱい入るほどの大量!

地道に、枝から粒を1つずつ外していき、2回に分けて「アグリーダ」というレモン汁ならぬ、ぶどう汁を作ることに。

洗ったぶどうの粒は、ジューサーにかけて汁だけを絞り出していきます。

鍋に移し、ぶどう重量の20%の砂糖を加え、中火で火にかけながら、アクが出なくなるまで取り除いていくだけ。

黄緑色の汁がオレンジ色に変わり、渋みなどがすっきり抜けた酸味のあるぶどう汁の完成です!

レモン汁代わりに、ドレッシングやマリネなどに使うこともできますし、炭酸水と割ってサワードリンクとしても美味しいのです!

週に何度かはビールなどで晩酌を楽しんでいた家族ですが、ぶどう汁を気に入ってくれて、みんなでサワードリンクで乾杯するように。

甘さが控えめなので、必要に応じてはちみつや砂糖を加えれば、果汁100%ジュースとしても楽しめますよ!


余談ですが、2.5kgの未熟ぶどうから作るぶどう汁は、全工程3時間も費やしました…

なので、知り合いにぶどう農家さんがいるという人などは、1kgちょっとで2リットルくらい仕上がるので、ほどほどの量で挑戦した方がいいかもしれません。

ちなみに、ジューサーではなく、ミキサーでもなめらかになるまで回して、皮や種を漉し取れば同じように作れます。

ぜひ、まだまだ使える周りの食材を活用していってみてくださいね!!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
4歳女の子のママ。保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

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