食べ方を間違うと逆効果に⁉さらに温活効果を高める「しょうが」の食べ方とは?

2022/01/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。冷え対策に力を入れている、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

筆者は体を温めると、ぐっすりと眠りやすくなったり体を動かしやすくなるので、冷たいものを摂らないようにしたり、レッグウォーマーや米ぬかカイロなどの温めグッズを愛用しています。

体の外からのだけでなく、内側も温めることを“温活”と呼びますが、その時に「しょうが」を摂るようにしている人も多いのでは?ところが、ただ食べるだけでは意味がないどころか、体を冷やしてしまう心配が……

この記事では、管理栄養士である筆者が温活に効果的な正しいしょうがの食べ方について紹介します!

しょうがに含まれている成分とは?

しょうがには、いくつもの有効成分が含まれていますが、その中でも香りや辛み成分である「ジンゲロール」と「ショウガオール」に注目!

「ジンゲロール」は、生のしょうがに多く含まれていて、消炎作用や発汗作用が期待できる成分です。薬味を食べた時に温まる感覚があるかもしれませんが、体の表面を温めているに過ぎないのだとか。

体の内側を温める効果としては、「ショウガオール」が有効です。しょうがを加熱したり乾燥させるとジンゲロールの一部が変化し、ショウガオールとなって内臓を刺激して体を内側から温めてくれるといわれています。

おすすめの食べ方はコレ!

もし、年間を通じてしょうがを薬味として活用しているのであれば、注意が必要です。

もちろん、季節を問わず豆腐や青魚の刺身などにそえて食べるすりおろししょうがはおいしいですが、体の冷えを自覚している人であれば寒い時期の食べ方として向きません。すりおろしたしょうがばかり食べていると、冷えがひどくなることも考えられるのです。

では、単に温めればよいかというと、そういうわけでもありません。

ある研究によるとジンゲロールがショウガオールに変化する条件には、100℃で10分以上できるだけ長く加熱するか乾燥させる必要があることが示されました。なお、焼いたり電子レンジで高温加熱してしまうと、ショウガオールが増えないという結果になっています。


このことから温活として取り入れる場合には、蒸したり煮るなどの調理法がおすすめです。これ以外にも、しょうがを加熱・乾燥させることも、効果的にショウガオールを増やす方法として知られています。具体的には次の通りです。

<蒸したり煮る場合>
沸騰させた状態で10分以上加熱する。

<加熱・乾燥させる場合>
薄く切って30分蒸してから、天日干しか室内干しでカラカラになるまで数日間乾燥させる。
もしくは、100℃のオーブンで1時間加熱して乾燥させる。

使い勝手UP&長持ちに◎

筆者も加熱・乾燥させる方法を取り入れているのですが、丸ごとのしょうがを使い切れない時にはとても重宝しています。

以前は、使うたびに少しづつ切り分けてしょうがを料理に使っていたのですが、この方法を使うようになってからは手で揉んだりミルサーにかけるだけでサラサラのパウダー状になるので、とっても使いやすい!
細かくすると口当たりも気にならないので、味噌汁やココアに加えて丸ごと飲むことができるし、水分が少ないので保存中に傷む心配をグッと減らすこともできますよ。


ただし、辛味があることからわかるように強い刺激があるため、しょうがの摂り過ぎは禁物。生の状態で10gくらいまでが目安とされていて、乾燥させた状態では3gくらい(小さじ1.5杯)までにすると安心です。

体を内側から温めたい人は、ぜひ、効果的なしょうがの取り入れ方を実践してみてくださいね!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
年長の女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。

計算中