見慣れなくても食べてみて!見た目や名前が種類豊富な「菜の花」の楽しみ方
こんにちは。珍しい食材が好きな、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
川のそばや田畑の近くで見かけることもある「菜の花」。
スーパーで見かける種類は、ほんの一部だということを知っているでしょうか?
家庭菜園で初収穫した菜の花をはじめ、直売所で見つけた珍しい種類まで、いろいろと食べてみた筆者。
この記事では、そんな筆者がおすすめする菜の花の種類や食べ方について紹介します!
菜の花って?
もともと「菜」という言葉には、“食用”という意味があり、アブラナ科植物の食べられる花と茎のこと全般が「菜の花」や「菜花(なばな)」と呼ばれています。
アブラナ科の植物で身近なものは、かぶ、白菜、キャベツ、ブロッコリー、小松菜、チンゲン菜などの野菜で知られていますね。
この中で、ブロッコリーは花が咲く前のつぼみを主に食べているので、菜の花の認識を持っている人はほとんどいないはず。(店頭でも菜の花として売られていることはありません)
それ以外の野菜は、主に葉が食べられていますが、そのまま成長させると茎が伸びてつぼみをつけ、それが菜の花として販売されることがあるのです。
今季初めて食べてみた種類
そんな菜の花ですが、栽培する場合は種を買う時に何の種類の菜の花か、記載されていないことがあります。
我が家でも、昨年に「菜の花」としか表記されていない種を買って育ててみたのですが、葉が大きくなってきて収穫時期になってきても肝心のつぼみが見当たらず……
正体不明のまま、つぼみを待たずに大きく成長した葉を食べてみることにしました。
見た目は、白菜のような感じ。
ただし、一般的に知られている葉が巻いた立派な白菜とはちがい、畑では葉が巻かずに開いた状態で育っていました。
「どんな味がするんだろう……」という心配はありましたが、一般的な菜の花のように、洗って塩を加えた熱湯でさっとゆで、冷まして水分をしぼってみることに。
仕上がりは白菜ほどしんなりとせず、色は生の状態よりも青々となっていました。
それにマヨネーズを添えて食べてみると、爽やかなピリッと感!
味はからし菜のような大人向け。かといって、お子さんも食べられるレベルでした。
個人的には、ポン酢とかつおぶしをかけて、あえてピリ辛感を引き立たせてつまみにしてもいいなと思いました。
苦手な人は、ツナの油漬けや油多めのドレッシングなどと和えるとGood!
この他にも、以前から知っていた「紅菜苔(こうさいたい)」という種類も食べてみました。
紫色の茎と黄色の花やつぼみが鮮やかな見た目。
見た目からは味の想像がつきにくいですが、先ほどと同じような食べ方をしてみると苦みやクセがなく、とても食べやすかったです。
太い茎はシャキッとした歯ごたえが楽しめましたよ。
こちらは中国野菜の一種で、和名は「紅菜花(べになばな)」と呼ばれているのだとか。
紫色の正体は抗酸化作用のあるアントシアニン。ゆで時間が長いと水に溶け出してしまうのですが、ゆでる時に少し酢を加えると色が抜けずに仕上げることができました。
「菜の花」の選び方も参考に!
ほかにも、白菜や小松菜などの菜の花も売られていることがあります。
名前はぜんぜん違いますが、かき菜、のらぼう菜、アスパラ菜(オータムポエム)なども菜の花の仲間になっていますよ。
一般的なスーパーでは見かけることが少ないですが、直売所などでは目にすることができるかもしれません。
一般的な菜の花は、つぼみが閉じているものほど苦味などが少なく食べやすいとされていますが、ものによってはつぼみ部分が見えないように包装されていることも。
その場合は、葉先がピンとしていたり、切り口がみずみずしいものを選ぶのが◎
品種によって甘味や風味などの違いがあるので、ぜひ、初めて見かける菜の花の種類であっても食べてみてはいかがでしょうか?
短い旬の菜の花を食卓に取り入れて、季節の訪れを感じてみてくださいね!
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★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
年長の女児のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。