「あさり」があれば簡単!野菜がおいしく食べられる楽うまレシピをご紹介!

2022/05/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。余り物でオリジナル料理を作るのが日常的な、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

一年を通してお手頃価格で購入しやすい「あさり」。お酒と蒸しただけの酒蒸しにするだけで、うま味や塩気が楽しめる万能食材です。
そんなあさりの酒蒸しを応用して思い付き料理を作ってみたら、想像以上に絶品で感動!

この記事では、管理栄養士である筆者が、簡単な工程で作れるあさりを使ったレシピを紹介します。栄養素を無駄なく摂る工夫もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

用意するもの

・あさり…… 200g(殻なしの場合、80gくらいに相当)
・もやし…… 1/3袋くらい
・青菜…… 50gくらい
・コーン…… 大さじ1杯~
・バター…… 10gくらい
・塩こしょう…… 適量

こんな感じで食材をそろえ、余っている量に応じて使用量は増減してもOK。
もやしは食感がよく、食べごたえを増やしてくれる上に安価なので、このレシピではぜひ使ってほしい食材です。
青菜は菜の花を使いましたが、小松菜、にら、ブロッコリーなどを使っても問題なし。
塩こしょうは、味が物足りなければ加える程度なので、必須ではありませんよ。

作り方

1. あさりは3%濃度の水にひたひたにして暗い所に置くか、50℃のお湯にひたひたにして砂抜きをする。砂抜き済みのものや、冷凍ものを使うと手間が省けます。

2. もやしは流水でさっと洗って水気を切り、青菜も洗って食べやすい長さに切ります。

3. フライパンを中火で温め、バターを入れて溶かしてあさりを加えます。

4. あさりの表面にバターがからまったら、もやしと青菜を加え、蓋をします。

5. 全体的にあさりの口が開いたら(※)蓋をはずし、汁気を切ったコーンを加えて水気がなくなったら火を止めます。

6. 味見をして物足りなければ、味が調うまで塩こしょうを加えて皿に盛ります。


※……殻なしのあさり(冷凍や缶詰など)を使う場合は、もやしに火が通って生っぽくなくなるくらいの状態になったら蓋を外してみてください。

彩り良し◎バランス良し◎

バターとあさりの香りが食欲そそる、「あさりのたっぷり野菜蒸し」が完成!

栄養成分の目安は、130kcal/タンパク質8.7g/脂質8.7g/炭水化物7.2g(うち食物繊維3.8g)/食塩相当量2.0gとなっています。これは塩こしょうを含まない数値です。

あさりにはうま味と塩気が含まれているので、バターの香りと塩気に合わせるだけでほぼ味付けは不要といえます。野菜の水分や加える量が多くなるほど薄まってしまうので、そういった場合には塩こしょうを使ってみてくださいね。
お好みで仕上げにしょうゆを数滴回しかけると、さらに香りとうま味アップ!
できたての温かいうちほど香りを強く感じやすく、食事の満足感を高めることができますよ。

また、あさりも青菜も、汁にビタミンや水に溶けやすい食物繊維が溶け出しやすくなります。汁も煮詰めて一緒に食べられる「あさりのたっぷり野菜蒸し」なら、無駄なくそれらをとることができますね。炒めるのではなく蒸すことでも、加熱の温度を抑えられるので熱に弱いビタミンの減少を抑えることも◎

そのままおかずとして食べてもいいですが、ゆでたスパゲッティと合わせてもおいしいですよ。
ぜひ、あさりを買ったら試してみてはいかがでしょうか?



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。

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