見た目も鮮やか!栄養満点・ヘルシー・のどに詰めにくい、三拍子そろった優秀【白玉団子】レシピ

2022/08/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。ヘルシースイーツが好きな、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

甘いものって、食べると幸せな気持ちになりますよね。それは血糖値の上昇によって幸福を感じるホルモンが分泌されるから、なのだとか。
でも、血糖値が急激に上がると、そのあとに別のホルモンの作用で血糖値が急激に下げられてしまい、「もっと食べたい」「食べないと落ち着かない」などの悪影響からついつい食べ過ぎてしまうことに……
だから、甘いものを食べても血糖値を急上昇させないためには、それを防いでくれるたんぱく質や食物繊維が含まれているものを選ぶことが大切!

この記事では、管理栄養士である筆者が、たんぱく質と食物繊維の両方がとれるヘルシースイーツについてご紹介します。
甘いものを食べたいけれどダイエット中という人や、どうせ食べるなら栄養のとれるスイーツが食べたい、という方は参考にしてみてくださいね。

必要なのは同じ重量の材料4つだけ!

今回ご紹介するのは、「かぼちゃの豆腐白玉団子」です。
団子といっても、1/3はかぼちゃ、もう1/3は豆腐をつかうので、それぞれの栄養素もしっかりととれるところがヘルシーポイント!

材料(1人分)は次の通りです。

・かぼちゃ …… 20g
・絹ごし豆腐 …… 20g
・かぼちゃ …… 20g
・粒あん …… 20g(大さじ1杯)

どれも同じ分量でいい、というのがミソです。

かぼちゃと絹ごし豆腐の水分だけで程よい硬さにまとめることができると思います。心配な場合は、絹ごし豆腐を軽く手で握って水分をとっておき、あとから少しづつ加えてください。また、まとまりが悪い場合は、ほんの少し水を加えて耳たぶくらいの硬さに調整してください。
また、木綿豆腐でもつくつことができますが、粒々が残りやすく水分が少なめなのでその点に気を付ければ代用できます。

つくり方

1. かぼちゃのわたと種を取り除き、鮮やかな色に仕上げたければ皮をむきます。(栄養豊富なので、使わない場合は千切りにしてきんぴらなどに活用してくださいね)
かぼちゃは、蒸すかラップに包んで電子レンジで加熱し、竹串がスッと刺さるくらいやわらかくなるまで加熱します。

2. 加熱したかぼちゃを滑らかになるまで潰し、水気を切った絹ごし豆腐と白玉粉と一緒にボウルへ入れます。
こねてまとまるようになったら、食べやすい大きさの円盤型に整え、真ん中をくぼませます。

3. 鍋にお湯を沸かし、つくった団子を加えます。
浮いてきたら弱火で5分ゆで、すくって水を入れたボウルに移し、冷やします。

4. 水気を切って器に盛り、粒あんを添えたら完成です!

優秀スイーツをお試しあれ!

通常は、白玉粉と水だけでつくる白玉団子ですが、材料の一部を置き換えるだけで「たんぱく質」と「食物繊維」を含む優秀スイーツに大変身!

ご紹介したレシピの栄養価は、次のとおり。
・エネルギー 144kcal
・たんぱく質 3.8g
・脂質    1.1g
・炭水化物  31.5g
・食物繊維  2.2g
(糖質 29.1g)
・鉄     0.9g
・ビタミンE  1.0mg

さらに栄養価をアップさせたのであれば、きなこをまぶすと◎
きなこ大さじ1(7g相当)あたり
・エネルギー 28kcal
・たんぱく質 1.3g
・脂質    0.9g
・炭水化物  4.5g
・食物繊維  0.6g
(糖質 3.9g)
・鉄     0.3g
・ビタミンE  0.1mg

これだけの栄養素が含まれているので、より多くのたんぱく質や食物繊維をとることができますよ。
また、女性に不足しがちな貧血予防の「鉄」、抗酸化作用を持ち血行を改善する「ビタミンE」もアップ!

さらに、豆腐を加えることでやわらかい食感になり、のどに詰めにくくなります。噛む力や飲み込みの弱い子ども、高齢者、病気療養中の人にも食べやすくなっているのが嬉しいですね。


栄養満点・ヘルシー・のどに詰めにくい、かぼちゃの豆腐白玉団子を試してみてくださいね!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeで食育チャンネルを運営しています。

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