「りんご」は色によってこれだけ違うって知ってた?特徴別のおすすめの食べ方とは?

2023/01/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。果物が食卓に欠かせない、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

秋から冬にかけて多くの品種がお店に並ぶ「りんご」。
赤い皮の品種が多く見られますが、黄色や黄緑色をしたものもたくさんあることを知っているでしょうか?
品種によって特徴がちがうのはもちろんですが、皮の色によっても大きく分けることができるのです。

この記事では、管理栄養士である筆者が、色別のりんごの特徴とおすすめの食べ方についてご紹介します。

1. 赤いりんごの特徴

・「ふじ」「つがる」「ジョナゴールド」「紅玉」などが有名。

・とくに蜜が入りやすいものには、「高徳(こみつ)」「おいらせ」などがある。

・赤い色は、成熟とともにアントシアニン色素が多くつくられることで発色する。お尻まで赤く色づくことで完熟の証とされている。(シナノスイートなど一部の品種を除く)

2. 黄色いりんごの特徴

・「シナノゴールド」「トキ」などが有名。日があたる部分は赤く色づくことも。
 これらは酸味が少なく、ジューシーな食感が特徴である。

・とくに蜜が入りやすいものには、「ぐんま名月」がある。

・比較的皮がやわらかいので、皮付きのまま食べやすいことが多い。

3. 黄緑(青い)のりんごの特徴

・種類は少なめ。

・茶色い斑点を持ち香りと甘味が強い「王林」、酸味があるが加熱で2倍ほど甘味が強くなる「グラニースミス」が有名。
 これらは、比較的日持ちするという特徴がある。

おすすめの食べ方は?

基本的には、どのりんごも皮の近くにポリフェノールや食物繊維などの健康&美容に役立つ成分が多く含まれています。そのため、できるだけ皮ごと食べるようにしてもらいたいところ。

皮が薄くて気になりにくい黄色の品種を選ぶか、りんごを真横からカットするようにすると繊維を断ち切って食べやすくすることができますよ。
そうすると、ちょうど芯に当たる部分が星形になって見えることから「スターカット」と呼ばれるのがこの切り方。

ただし、切る時に安定性がよくないので、縦半分に切ってから横に薄く切る方法にするときれいに切り分けやすく◎
ちょうどよい大きさの星形の型抜きがあればそれを利用して芯の部分抜き取ったり、なければ包丁で切りこみを入れることで、かわいい形を楽しみながら芯を気にせず丸ごと食べられますよ。


また、酸味のあるりんごは、スライスやざく切りにしてサラダに散らしたり、加熱してジャムや焼きりんご、アップルパイなどに使うとおいしく食べられます。

品種によって甘味、酸味、果汁、歯ざわり、香りなどに差があるので、見た目ではわからないそれぞれの違いを食べ比べてみるのもおすすめ!
国内の品種だけでも100種類ほどあるといわれているので、ぜひいろいろなりんごを味わってみてはいかがでしょうか。



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeで食育チャンネルを運営しています。

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