「マスタード」と「からし」の違い、わかる?定番だけでない、相性のよい料理もご紹介!
こんにちは。最近、マスタードを活用しているサンキュ!STYLEライターのゆかりです。
「マスタード」は「からし」という意味の言葉ですが、ソーセージに添えてあるものと納豆に付いてくるものとでは、辛さや見た目などに大きな違いがあります。
この記事では、「マスタード」と「からし」の違いについて、それぞれの特徴をご紹介します。
また、種類によって相性のよい料理についても触れているので、参考にしてみてくださいね。
「マスタード」と「からし」の違いは?
アブラナ科の野菜である、からし菜の種子を利用して作られる香辛料を「マスタード」や「からし」と呼びます。
大きく分けると、オリエンタル種、ブラック種、イエロー(ホワイト)種の3種類があります。
このうち、オリエンタル種(オリエンタルマスタード)を乾燥、粉末化したものに水などを加えて練ったものが「和からし」と呼ばれています。一般的に「からし」といった場合、こちらを指すことが多くなっています。
おでんや冷やし中華などに添えられていることが多く、ツンとした辛さが特徴です。
ブラック種(ブラックマスタード)は、オリエンタル種よりも刺激的な辛さや香りがあります。
ペーストにせず粒のままのホールタイプは、インドカレーをつくるときに最初に使われるスパイスの一つでもあります。
イエロー種(イエローマスタード)は、アメリカンマスタードとも呼ばれ、辛さや香りがおだやかです。ターメリックを混ぜてあざやかな黄色になっていることが多く、ハンバーガーやホットドッグに使われるのがこの種類となっています。
なお、「マスタード」とは、イエロー種やそのほかの種に、酢・塩・砂糖などを混ぜてつくられた「洋からし」のことを一般的に指します。さまざまな材料が加えられるため、辛さがまろやかなだけでなく、酸味や甘味も感じるという特徴があります。
種類別のおすすめ料理
このように、「マスタード」と「からし」には辛さや香りなどに違いがあります。
そのため、たがいに代用すると仕上がりが変わってくるのでご注意を。
「マスタード」は、粒入り、ペースト状の違いもありますが、より辛さを控えめにしたいのであれば、粒入りを選びましょう。マヨネーズやヨーグルトと合わせてポテトサラダに使えば、辛さが苦手な人でもより食べやすくすることができます。オイルを使ったサラダ全般にもおすすめです。(油は辛さを抑えてくれるため)
辛味が強いものは、油分を含んだ肉や魚料理と好相性。油っぽさを抑えて食べやすくしてくれます。
フライドポテトや豚カツなどのこってりとした揚げ物にも、ぜひ組み合わせてみてくださいね(和食には「からし」がおすすめ)。
辛味がマイルドなものは、サラダのドレッシングやマリネに加えても◎
また、パンに塗り広げてサンドイッチに使う使い方も、香りや味にアクセントを添えてくれますよ。
さらには、はちみつと一緒に炒め物に加えるという使い方もあります。豚肉のハニーマスタードソテーなどが有名ですが、やはり油分を含む肉などの炒め物に合います。
「マスタード」と「からし」をもっと活用しよう!
ご紹介した通り、「マスタード」も「からし」も使い道はたくさんあります。
今まで使ったことのない料理には、まずは少量から加えてみて、それでも辛さが気になる場合は甘味や油分などを足してみてはいかがでしょうか。
いつもの料理のアクセントに、ぜひ活用してみてくださいね!
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。