たこ焼き粉を使って「もんじゃ焼き」も作れるって知ってた?粉が残り少ないときの活用法にもおすすめ!
こんにちは。娘がもんじゃ焼きにハマっている、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
ある休日のお昼ごはん、未開封のお好み焼き粉と使い残りのたこ焼き粉があったので、どちらを食べるか娘に聞いたところ「もんじゃ焼きが食べたい」という返答が……。
原材料は似たようなものなので、少し手を加えれば何とかつくれるのではないかと思い、たこ焼き粉を使ってもんじゃ焼きづくりに挑戦してみました。
この記事では、たこ焼き粉からもんじゃ焼きをつくる方法をレシピ付きで紹介していきます。
また、お好み焼き粉を使ってもんじゃ焼きをつくる方法についても触れているので、参考にしてみてくださいね!
もんじゃ焼きとは?
もんじゃ焼きとは、ゆるく水で溶いた小麦粉にさまざまな具材を混ぜて鉄板に広げて焼き、外側の生地から少しずつすくって食べる料理です。
もとはおやつとして生まれたものですが、今ではおつまみ感覚でソースを混ぜて焼くものが一般的に知られています。
たこ焼きやお好み焼きと同じく、小麦粉をベースに使って焼いてつくりますが、水の割合が多いためもんじゃ焼きは焼き固まらないという特徴があります。また、できあがってからソースやマヨネーズなどの調味料はかけない、という違いも。
たこ焼き粉ともんじゃ焼き粉の違いは?
たこ焼き粉には、ふっくらと仕上げるためにベーキングパウダーが原材料として使われるのが一般的です。
それに対し、もんじゃ焼きはふくらませる必要がなく、ボテッとした食感のまますくって食べられます。
小麦粉、だしなどのうま味などはたこ焼き粉ともんじゃ焼き粉に共通する原材料ですが、ベーキングパウダーや重曹などのふくらませるための添加物が入っているかどうかの違いがあります。
なお、ベーキングパウダーなどが入っていたとしても、水分量が多い場合にはふっくらとした変化が見られにくいため、水分を多くすれば問題なく代用することが可能といえるでしょう。
たこ焼き粉でつくるもんじゃ焼きのレシピ
そういうことから、たこ焼き粉を使っても問題なくもんじゃ焼きをつくることができるのです。
実際に筆者がつくってみたのが、次のレシピになります。
<材料>
・たこ焼き粉……70g
・水……450ml
・中濃ソース……大さじ2
・キャベツ……400gくらい
・干しえび……大さじ2くらい
・小ねぎ……大さじ1くらい
・油……大さじ1くらい
<つくり方>
1. たこ焼き粉、水をボウルに入れ、ダマがなくなるまでよく混ぜ合わせる。
2. そこへ中濃ソース、粗くみじん切りにしたキャベツ、干しえび、小ねぎを加えて混ぜる。
3. 鉄板を弱~中火で熱し、油を薄く広げて、2の中から軽く汁気を切った具材を取り出して平らにする。
4. 汁気がなくなってきたら真ん中の鉄板が見えるように生地を端によせてドーナツ型に整える。
5. ボウルに残った汁を真ん中にすべて注ぎ入れ、ドロッととろみが付くまで加熱する。
6. 全体を混ぜ合わせ、平らに広げたら端からヘラを使ってすくって食べる。
火加減は、焦げない程度に加減してください。
焼き加減はキャベツがしんなりとして、ドロッとしたとろみが付くのが目安です。
なお、つくり方や具材は、地域差があるかもしれないので、これ以外にもあるかもしれません。やりやすい方法でつくってみてもいいと思います。(筆者宅には、ちょうどお好み焼きで使うような具材があったので加えています)
味付けについては、一般的にウスターソースが使われていますが、今回のように中濃ソースでも問題ありませんでした(通常はウスターソースの方が塩分が高いので濃いめに仕上がります)。少し使用量を控えめにしているので、仕上がり後に別途ソースなどの調味料を足してもいいと思います。
お好み焼きでもつくれる?
「たこ焼き粉がないけれどお好み焼き粉ならある」という場合でも、先述のレシピを置き換えて分量そのままにつくることが可能です。
乳化剤や増粘剤の有無、塩分量の違いがあるくらいで、ほかは同じ原材料が使われていることが多いのがその理由となります。
1袋買っても、いつも必ず使い切れなくて困っていた、という人にとっては食品ロスを防げ、飽きずに食べられるこの方法。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。