かぼちゃなのに「そうめん」みたい?【金糸瓜】という変わり野菜を食べてみた!
こんにちはサンキュ!STYLEライターのゆかりです。
筆者の住んでいる近所のスーパーには、地元で栽培されている農家さんの野菜が買える直売所が併設されています。
いつもそこで変わり野菜を見つけて楽しんでいるのですが、今回はどうしても食べてみたくなったので【金糸瓜】を購入してみました!
この記事では、【金糸瓜】の調理法や、「茹でるとそうめんみたいになる」という性質を生かしたレシピを紹介します。
【金糸瓜】とは?
【金糸瓜】=きんしうり
と呼びますが、ウリ科のかぼちゃの仲間です。
ズッキーニーと同じ、ペポカボチャという種類になるので、一般的なかぼちゃのようなホクホク感や甘さはありません。
別名:「そうめんかぼちゃ」「そうめんうり」「糸うり」、などと呼ばれますが、加熱することで内側の繊維がほぐれ、まるでそうめんのような細長い形状になることが由来です。
(英語圏では、「スパゲッティうり」と呼ばれているとか…)
実際に、そうめんのようにして、麺つゆをかけてすする食べ方もありますし、海外ではホワイトソースをかけてスパゲッティの代わりに食べられているようです。
石川県では能登伝統野菜として扱われ、以前から好んで食べられていたみたい。
7~8月に収穫されますが、貯蔵性があるので秋冬にも見かける可能性がありますよ。
栄養価は、水分が92%、カロリーと糖質がとても低く、カリウム/β-カロテン/葉酸/ビタミンC/食物繊維などが含まれているので、とてもヘルシーです。
どうやって調理するの?
写真は、3cmくらいの輪切りにして種とワタを除いた【金糸瓜】を10分ちょっと蒸し、皮を外してほぐしたものです。
まるで、錦糸卵のような色合いと細さ!
一般的には●茹でる下処理法が多いですが、1個丸ごと茹でるにはお湯が大量に必要だったので、水溶性の栄養素がキープできそう、ということで今回は●蒸してみましたが問題なし◎
他にも、●グリルでじっくり焼くと甘さが出てくるとか、●電子レンジで加熱する方法もありましたが、どの方法であっても加熱しすぎないことが大切です。
加熱しすぎると、独特のシャキシャキ食感が失われてしまうので、途中で皮に近い実の部分を菜箸などで押してみて、ほぐれやすくなった時点で加熱を止めるといいと思いますよ!
加熱後にほぐす時は、短時間、流水にさらすなどして素早く粗熱を取りましょう。
包丁を入れたものは貯蔵性がなくなるので、ラップをかけて冷蔵保存し、早めに使い切りましょう。
一度にたくさん下処理をしておけば、水分を絞ってフリーザーバッグなどに密封して冷凍保存が可能ですよ。
おすすめの食べ方は?
スパゲティに見立てて、サラダ仕立てにしてみました!
<作り方>
1. ほぐして水分を絞った【金糸瓜】に、軽く塩こしょうを振りかけて器に盛る。
2. マヨネーズを和えたツナをのせ、刻んだトマトを飾る。
お手軽な副菜の完成です!
シャキシャキとして、さっぱりとした味わいが、食欲のない時でも食べやすかったです◎
お好みで、ドレッシングをかけたり、レタスなどの生食できる野菜を追加してボリュームUPしてもよさそうですね。
かなりヘルシーな食材なので、少しこってりめの味付けでも良さそう。
このほかに、炒め物も作ってみました!
<作り方>
1. ハム、玉ねぎ、パプリカを同じくらいの幅に切りそろえる。
2. 水気を絞った【金糸瓜】を食べやすい長さに切る。
3. フライパンにオリーブオイルを熱し、1を入れてしんなりするまで炒める。
4. 3を加え、塩こしょうで味を調え、皿に盛る。
4の工程では、さっと混ぜ合わせるくらいで火を止めてもOK。
シャキシャキ食感を残しつつ、軽く炒めることで水分が抜けて味がしみこみやすくなりました◎
油が加わることで、β-カロテンなどの油と相性のいい栄養素の吸収もUPします!
【金糸瓜】を食べてみよう!
いかがでしたでしょうか?
野菜のことについて知らないと、なかなか手を出しにくいですよね。
【金糸瓜】は、あっさりしていてクセがないので、どんな味にも調理にも合わせやすい食材です。
この記事で紹介した以外にも、和食、中華、洋食など、普段口にしている料理へ加えてみるのも新しい発見があっていいかもしれません。
ぜひ、【金糸瓜】を見かけたら、美味しく食べてみてくださいね!