『テレビ無し生活』を始めてココが変わった!我が家のメリット&デメリット

2021/09/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。引っ越しを機に今年からテレビ無し生活を始めた、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

今回の引っ越し前までは、自身が生まれた時から常に家の中にテレビがある生活をしてきた筆者。1台と言わず、2台、3台あった時期もあります。

この記事では、我が家で『テレビ無し生活』を始めるきっかけになったことと、やってみて感じたメリット、デメリットについてご紹介します。

始めようと思った理由

筆者は子どもが生まれてから、あまり積極的にテレビを付けなくなりました。理由は、テレビの音や映像が、特に生まれて間もない赤ちゃんには強い刺激になると考えたから。

子どもが寝付いた後、起こしてしまわないように気を遣いながらテレビを見ることはありましたが、どうしても見たいものが無ければ付けることはなくなりました。また、自分自身がテレビに気を取られている間に、子どもから目を離して何かあったら困ると考えたのも理由の一つです。


子どもを保育園へ通わせるようになると、子どもの準備が整っても後片付けにもうちょっと時間が必要…そんな時に、子ども向けチャンネルの番組を見せると、子どもが好きな歌やダンスが流れ、ニコニコ夢中で見て待っていてくれるように。その番組を見るために準備を早めに進めたり、見終わったら出発するという一区切りとして、テレビが生活には欠かせなくなっていきました。

しかし、夕方に帰宅した以降、夕食の前後でだらだらとテレビを付けて見ることが増えていきました。事件のニュースや暴力的なシーンなど、気分が下がるような情報も関係なく流れることがあり、意図せずそういった情報が頭に入ってくるのは精神・教育的に良くないと考え、それからは親子でテレビと距離を置くように……

感じたメリット

引っ越しをする際、新居へ持っていけるテレビがなかったこともあり、思い切って『テレビ無し生活』を始めることに!

そこから感じたメリットは以下の3点です。

充実した時間が増えた

テレビが付いている間は、何かしら音楽や人の話し声が流れてきます。その近くで会話をしたり、本や仕事に集中しようとするのは難しいものです。

テレビが無くなることで、聞こえるまで何度も呼びかけたり、耳栓をする必要がなくなりました。また、自分の頭の中の考えを整理しやすくなり、仕事の進み方がスムーズになったのです。

子供の意識が他へ向くようになった

子どもの興味の対象でが無くなったのでどうなるかと思いましたが、その分、自分でやりたいことを探したり、次にやることに自分で気づけるようになりました。

テレビが付いていると意識がそちらへ向き、次に何をやるのか考えられないだけでなく、やろうとしていたことを忘れてしまうことが頻繁にあったので、この点は効果が大きかったです。

限られた時間を大切にできるようになった

実家がすぐそばなので、週末にそちらへ足を運ぶと一時的にテレビがある生活へ戻ることに。

実家にいる間だけはテレビを見られるので、好きな番組をとても心待ちにして、見られる時間を楽しむようになりました。

また、筆者にとっても、「これだけは見たい」という番組だけを厳選して録画しておいてもらうようにしたので、週末の楽しみができるようになりました。

感じたデメリット

良くも悪くも、テレビは影響力が強いです。できるだけ多くの人に見てもらうために、インパクトのある内容や演出になっているから当然なのだと思います。

反対に、『テレビ無し生活』で感じたデメリットは次の通りです。

テレビへの依存性が高まった

ニュースはスマートフォンやパソコンから情報が得られるし、運転中に音声だけでテレビを視聴することも可能。いくつものドラマを見なくなってから、撮りためた録画を見る時間と義務感がなくなったので、筆者としては快適に感じていました。

ところが、子どもとしては週末の限られた時間だけ見られるようになると、ここぞとばかりにテレビが付くと目が釘付けに……

朝起きたら一番にテレビを付けてしまう、歯磨きや着替えをする時はテレビが付いていると進まなくなるなど、以前よりも依存性が高まったような気がしました。

筆者の見解

テレビをみることのメリット&デメリットは、ご家庭や個人の考え方によって様々だと思います。

日常生活では目にできない珍しいものや美しいものを見ることができるし、自分が知らなかったり気付けなかったことを教えてくれることもあります。また、自分自身も地元のケーブルテレビに出演して食育情報を発信するようになり、視聴者からの反響や意見などもいただけるので、そういったことからもテレビの役割は大きいと感じています。

テレビに限ったことではありませんが、目的によって使い方を決めれば【薬】に、何も考えずに長時間利用すると【毒】になるのでは、と感じます。


テレビが無いなりに、子どもは過ごしてくれるものです。
賢く利用していけるよう、ご家庭で話し合うきっかけにしてみてはいかがでしょうか?



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
年長の女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。

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