最強コスパ食材「豆苗」を再利用(栽培)するときにやっちゃダメなこととは!?

2020/03/11
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
管理栄養士&食アドのゆかりです。
料理を作ることはもちろん好きですが、それ以上に食べることが大好き!

そして、食べたいものばかり買ってしまうと、食費がかさむのが悩みどころ・・・

でも、食べ盛りの家族がいても安心な心強い食材があるんです。
1袋あたり50円もしない「もやし」が一番コスパが高いと思っていませんか?

この記事では、そんなもやしを超える高コスパ食材の「豆苗」について、魅力をたっぷりご紹介します。

「豆苗」って、どんな野菜?

「豆苗」(とうみょう)とは・・・

えんどう豆を発芽させた若菜。
アクが少なくほんのりと甘味があり、生食や加熱料理などでシャキシャキとした食感を楽しむことができます。
たんぱく質をたくさん含む豆の栄養+緑黄色野菜の栄養が、たっぷりと詰まっています。
1袋あたり100円くらいで売っています。

もやしの中でも、一番栄養のある豆付きもやし(大豆もやし)と比べて多いのが、こちら↓
◆ βカロテン
◆ ビタミンE
◆ ビタミンK
◆ ビタミンB1
◆ ビタミンB2
◆ ビタミンB6
◆ ビタミンC
◆ 葉酸
これらの栄養は、免疫力アップ/冷え予防/骨強化/代謝UP/老化予防/貧血予防に効果的です!
ちなみに、豆苗1/2袋(50g)で1日に必要なビタミンKの100%、βカロテン(ビタミンA換算)・ビタミンC・葉酸も70%を補うことができるのです!

何よりの特徴は、もやしのように使い切りではなく、【 もう一度栽培して収穫ができる 】ということ。

豆苗の栽培方法のポイント

豆から茎がある程度伸びた状態でパッケージされて売られている豆苗。
茎の根元から切り取って食べた後、残った根と豆を水に浸しておけば、10日くらいで同じように伸びてきて、再収穫ができると言われています。

けれども、簡単なようでこの作業、失敗する人もいるんですよね。
自身も、以前に何度か挑戦して、うまく伸びずにカビを生やしてしまった経験があり、それ以来しばらく買わなくなった経験があります・・・

そうなんです、ちょっとしたコツがあるんです!

それが次のポイント↓

① 豆ギリギリまで切り取ってはいけない。(豆の少し上に出ている脇芽2つを残すことが大切!)

② 収穫は1~2回が限度。欲張って長期間栽培しようとすると雑菌の温床になる。(豆の栄養が尽きてしまうため)

③ 高温多湿の環境を避け、水は毎日入れ変える。(夏場は1日2回以上変えるのがベター)

④ 水の量は、根が浸かる程度にする。(豆まで浸かると発芽に必要な酸素が取り込みにくくなる)

どこでもできる家庭菜園として食育に!

毎日水を取り替えながら、「今日は昨日とどんな変化があるかな?」と観察することは、単に食材として食べるだけでなく、育てて収穫して調理する、という一連を体験することで食への関心を高めることに繋がります。

子供にとっては、どうすると植物は育つのか?もっと条件を変えたらたくさん生えてくるのか?などの自然科学的な視点を養うことができますし、大人にとっては、どうやったらもっとおいしく調理して食べられるのか?生で食べるのと茹でるのと炒めるのは、どれが一番家族の嗜好に合うかな?などと、工夫を凝らして腕を上げる機会になるのでは。

浅めのトレーや保存容器さえあれば、いつでも取り組める豆苗栽培。

ぜひ、栄養たっぷりで、コスパの高い豆苗を取り入れて、健康的に節約してみてくださいね!

★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
4歳女の子のママ。保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆などで活躍中。
食べること、作ることが好きなワーカーホリックです。

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