つまみにメインディッシュと大活躍!これから旬を迎える【スルメイカ】の美味しいレシピ3選
こんにちは。
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかりです。
料理を作ることはもちろん好きですが、それ以上に食べることが大好き!
旬になると、栄養たっぷりの食材が安くたくさん出回るようになります。
イカの一種である【スルメイカ】は、これから夏にかけ、全国各地でたくさん漁獲されるようになり、みなさんも口にする機会が増えるのでは?
【スルメイカ】は、【真イカ】としても売られています。
ここ最近の価格は、なんと、1杯100円未満!!
(※ イカの数え方は○杯。)
この記事では、お手頃価格の【スルメイカ】で作ってみた、家族からも好評だったオリジナルレシピを紹介していきます!
1:バター醤油ソテー
今回は、丸々5杯のイカが入ったパックを購入しました。
最初は、下処理めんど~と思いましたが、
● 足を引っこ抜いて(→目やら内臓も一緒に取れます)
● 背骨にあたる軟骨を抜き取って
● 水でぬめりを洗い流す
くらいなので、そんなに難しくはなかったです。
強いて言えば、臭いがつきやすいので、周りへの水ハネなどに注意が必要してくださいね。
さて、まずは1品目!
1. イカの足・胴部分を食べやすく切り分ける。
2. バターを熱したフライパンで、色が変わるまで炒める。
2. 酒・醤油を加え、汁気が飛ぶまで加熱する。
ちょうどストックのあったじゃがいもを加えたのですが、その場合は、2の工程の前に、少し浸る程度の少ない水・薄く切ったじゃがいもに蓋をして蒸し煮し、やわらかくなったら水分を飛ばすか捨てて、2の工程へ移ればOK。
他にも季節の野菜を添えても良さそうですね。
バターや醤油の塩分がメーカーによって差があるので、具体的な量は示しませんが、どちらも大さじ1~を目安に調整してくださいね。
定番の“醤油バター風味”は、イカに合わないわけがありません!
子どもたちも喜んでおかわりをしてくれましたよ。
2:イカワタ煮
お次は、取り分けておいたイカワタを使った一品。
イカワタには、真黒なイカ墨が含まれています。
内臓も一緒になっているので、ちょっとした苦味みたいなものも感じますが、旨味もあるので、これを生かさない手はありませんよ。
イカの口に当たる部分は、口にしてしまうと鋭くてケガをすることがあります。心配な方は炒めながら取り除くように。足の付け根あたりに丸い形をした中にイカの口が入っていますが、周りのやわらかい部分はほぐして美味しくいただいてくださいね。
1. フライパンか小鍋に、イカワタ・料理酒を入れて蓋をし、沸々するくらいの火加減で3分ほど煮る。
2. 火を止めて塩麹を加え、混ぜ溶かしたら、刻んだ小ねぎを散らす。
料理酒は、やわらかくするため&臭みを飛ばすために使ってみました。ここでも、じゃがいもを蒸し煮するときと同じく、少し浸る程度の分量でOKです。
旨味が強いからか、塩麹もわずかな量を加えるのみで、絶妙な美味しさに!
とにかく、日本酒が飲みたくなるような仕上がりとなりました。
(塩麹がない場合は、塩+みりんを代用しても美味しそうですよ。)
3:イカ墨ペンネ
さきほど作ったイカワタ煮。器に盛りつけた後、なんとももったいないくらいにフライパンの底にとろりとした煮汁が残ってしまいました・・・
火を止めてすぐであっても、少しこびりついたような感じになってしまい、そのままでは洗い物をした時にスポンジが真っ黒になりそうな予感が。
ということで、これまたストックのあったペンネを茹でて、レスキュー的にもう一品作ってみました!
1. ペンネを茹でる。
2. 茹で上がる時間から逆算し、具材の野菜を加える。
3. 茹で上がったらトングなどを使い、2をイカワタ煮の残ったフライパンへ移す。
4. 茹で汁を適宜加え、粘度を加減しながら混ぜ合わせる。
お好みで、粗びきこしょうや粉チーズをトッピングして、召し上がれ~
イカワタ煮の旨味を余すことなく吸い尽くし、絡め取ったペンネの美味しいこと!!
ペンネ以外のパスタも同じように使えますので、ショートでもロングでも、お好みのパスタで作ってみてくださいね。
このレシピでは、茹で汁も捨てずに加えるため、パスタを茹でる時の塩加減は通常よりも少し控えめくらいでいいかもしれません。
にんにくを利かせると、よりワインに合うおつまみになりそう!
レモン汁を加えて、さっぱりめに仕上げるのも、ぜひお薦めです。
美味しく旬のイカ料理を楽しもう!!
いかがでしたでしょうか?
レシピという割に、細かい分量を示していませんが、食材が新鮮で旬のものであれば、本当に調味料はわずかでも美味しいのです。
なお、噛む力が弱い方には、食べられる程度に合わせて細かく切ったり、足よりも胴の部分を提供してあげるといいですよ。
イカワタは、さすがに3~4歳の子どもたちは箸が進みませんでしたが、一度に3品作ったので、家族それぞれが気に入ったものを完食してくれました。
ぜひ、この時期に美味しいイカ料理、楽しんでくださいね!!
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
4歳女の子のママ。保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。