まるでカスタードクリーム?【ポポー】という変わり果物を食べてみた!

2020/10/26
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかりです。

以前からテレビで紹介されていた『幻の果物』と称される果物をついに手に入れることができました!
その名も【ポポー】。

この記事では、【ポポー】を聞いたことがある人も、知らないという人も、きっと食べてみたくなる魅力を紹介します。

1. いろんな呼び名がある

【ポポー】は、バンレイシ、チェリモヤ、アテモヤなどの日本ではあまりなじみのない、沖縄産or輸入が中心の果物と同じ仲間に属しています。
(いずれも、クリームを思わせる濃厚な食感が特徴!)

見た目や種の様子がアケビににていることから、「アケビガキ」と呼ばれることもありますが、正式な国内での名称は「ポーポー」となっています。

北米原産で、ネイティブアメリカンに古くから好まれ、濃厚な食感と強い甘みから「アメリカのカスタードアップル」とも呼ばれているとか。


※ 響きが好きなので、この記事では【ポポー】として紹介させていただいています。

2. 見た目は気にしなくていい

こちらが【ポポー】の実物↑

同じ木に実ったものをいただいたのですが、色も大きさも違います。

パッと見、バナナと同じように判断するならば、ここまで黒変した皮の実は過熟しているのでは・・・
と感じてしまいますが、実はこれが食べ頃のサイン。

手に持っているだけで、甘~い香りがムンムン漂ってきます!


これだけ皮が黒くなっていても、中身はきれいな状態なので、心配せずにいただきましょう。
右側のきれいな黄緑色は、食べ頃までもう少し追熟が必要そうです。

3. 食べ方はシンプル

食べる時は、サッと皮を水洗いし、包丁で縦に真っ二つに切り分けます。

やや大粒な黒い種がいくつか並んで見られますが、あとはスプーンでキウイフルーツのように実をすくって食べてみました。

種の周りにも実がしっかりと付いているので、スイカの種のように一気に口に含む食べ方もありかと。

お味の方は、「アメリカのカスタードアップル」という表現がしっくりくるようなクリーミーな口当たりと、この上ない甘さのオンパレード。
果物なのに、ケーキのクリームを口に含んでいるような充実感◎

それでいて、トロピカルフルーツ感あふれる晴れやかな香りが漂って、とってもゴージャスな気分に浸れます。
(やや北国で食べているというのに、脳内では東南アジアの島にワープできそうな感じ)

手に入りやすい地域に注目!

【ポポー】が、『幻の果物』と呼ばれていると冒頭で紹介しましたが、その理由というのが、写真でお見せした通り、収穫後に変色しやすく、追熟が早いため流通に適していないからなのです。

ですが、病気に強く、無農薬栽培もしやすいので、個人で栽培して楽しむことはできるのだとか。
(筆者は、食べ終えた種をまいてみる予定です)

現在、生産に取り組んでいる地域に、愛媛県大洲市や茨城県日立市があるので、近くに住んでいたり、そこへ訪れることがあれば、ぜひ直売所などに立ち寄って『幻の果物』手に入れてみてくださいね!!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

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