天然スイーツ【柿】の渋抜きを待たずに美味しく食べる方法3選!
こんにちはサンキュ!STYLEライターのゆかりです。
地元、新潟県の佐渡では、種無しの「おけさ柿」の産地として有名!
(※ おけさ柿:色が濃く、平たくて四角い、種無しでとろける食感のあるブランド柿)
…なのですが、よく柿をもらったり、家で干し柿を作っていても、今まであまり柿のことは知らずに過ごしていました。
今回、柿の渋抜きに失敗した経験をもとに、渋くても美味しく食べられる方法を探してみました!
この記事では、柿に渋みがある時でも食べやすくする方法を紹介します。
そもそも「渋さ」の原因は?
柿には、そのまま甘く食べられる“甘柿”と、渋を抜いてから食べる“渋柿”の2種類があります。
「おけさ柿」は、渋柿に当たるため、通常は渋抜き処理をしたものが流通しています。
ちなみに、渋みの正体はお茶などにも含まれるポリフェノールの一種タンニンで、シブオールと呼ばれます。
シブオールは、水に溶けやすい状態で柿に含まれ、唾液に溶けて舌で渋みを感じさせるのですが、アルコールや炭酸ガスにさらしたり、乾燥させることで水に溶けにくい性質へと変わり、渋みがなくなります。(さわし柿、干し柿など)
ただし、これらの渋抜き方法は、日数がかかったり、作業が面倒だったりと、個人でやるにはハードルを感じる人も…
そんな時でも、これから紹介する方法なら、気兼ねなくできるはず!
渋が気にならなくなる簡単な方法は?
【方法①】:電子レンジで加熱
皮を剥いて四つ切にし、重ならないように広げてラップで包む。
600W30秒~、温める。
【方法②】:フライパンで加熱
皮を剥いて薄切り or 細切りにしてフライパンに並べる。
料理酒を小さじ1ほど加え、蓋をして蒸発するまで蒸し焼きにする。
【方法③】:揚げる
硬めの柿の皮を剥き、薄切りや細切りにする。
水で溶いたてんぷら粉をからめ、170℃できつね色になるまで揚げる。
スイーツとしてそのままもいいですが、塩を少し付けて食べるのも美味しいですよ。
(おかずアレンジで、柿にスライス肉を巻いても◎)
高温で加熱することでも、渋みを和らげることができるので驚きです!
※ 調理直後はやけどに注意してください。
※ 仕上がりはやわらかめになりますので、ご了承ください。
渋柿を美味しく食べよう!
渋抜き処理が甘かったり、甘柿であっても完熟していないものは渋みを感じることも…
また、個人宅の庭木などで「渋いから食べない」とそのまま落ちるまで放置しているのであれば、試す価値あり!
12月まで出回っている品種もあるので、ぜひ今からでも試してみてくださいね。
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。