【野菜漢字クイズ7】「芽花椰菜」と書くのは、どんな野菜?
こんにちは。
サンキュ!STYLEライターで、管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかりです。
漢字検定準1級という資格と食の知識を生かして、みなさんに漢字から読み解く野菜の豆知識を紹介します!
さて、「芽花椰菜」と書く野菜とは一体、何でしょう?
ヒント1:つぼみを食べる
私たちが食べている野菜は、食材ごとに様々な部位を食用としています。
●ほうれん草、キャベツ、白菜など → 葉の部分
●かぼちゃ、とうもろこし、トマトなど → 実の部分
●アスパラガス、たけのこなど → 茎の部分
●にんじん、ごぼうなど → 根の部分
葉・茎・根のどれも食べられる、かぶや大根なども。
そのほか、つぼみを食べているのが、【芽花椰菜】、みょうが、ふきのとうなどの野菜です。
ちなみに、【芽花椰菜】の読みは、めはなやさい(和名)であり、別の表記では「芽花野菜」や「緑花椰菜」「緑花野菜」と書いて、みどりはなやさい、とも呼びますよ。
普段は、つぼみを食べているという意識はないかもしれませんが、漢字を見るとそのことがよくわかると思います。
ヒント2:キャベツの仲間
【芽花椰菜】は、キャベツと同じアブラナ科の野菜です。
タンパク質を多く含む野菜として知られていて、身体づくりを意識している人に積極的に食べられています。
他にも、カリウム、鉄、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、ビタミンC、食物繊維が多く含まれています。
そんな栄養価の高い【芽花椰菜】は、加熱という下処理をしてから、サラダや料理に使われます。
一般的には茹でられることが多いのですが、含まれている多くが水溶性の栄養素なので、
◆ 電子レンジ
◆ 蒸し調理
などの水に浸さない方法を利用すると、できるだけキープすることができますよ!
ヒント3:紫色のものは甘め
【芽花椰菜】には、品種として紫色のものもありますが、スーパーなどで見かけるのは緑色が一般的。
ところが、旬に当たる11~3月頃のものには、時々、紫色っぽく変色しているものを見かけることも。
見た目的には、均一に色が付いていないと避けがちですが、実はそれこそ選ぶべきポイントなのです!
紫色=アントシアニン(抗酸化力のあるポリフェノール)の色であり、寒さに当たるほどたくさん作られ、凍らないように糖がため込まれていて甘味が強いと言われています。
さて、そんな特徴を持つ【芽花椰菜】とは、一体どんな野菜なのでしょうか?
正解は・・・
「ブロッコリー」でした!!
ブロッコリーを選ぶ時は、色だけでなく、
■ つぼみ(頭頂部の先端のつぶつぶ)がギュッと閉じているか?
■ 太い茎から分かれた細い茎が、短く密集しているか?
■ 茎の断面が変色したり、空洞になっていないか?
こんな点もチェックしてみてくださいね。
茎が太くずっしりしているものほど、成長が良い証拠◎
茎の部分にも甘みや栄養素が詰まっているので、皮を厚めに剥いて食べやすい大きさに切り分け、つぼみ部分と一緒に加熱して食べるようにしてくださいね!
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。