お小遣いはいくらが適正?貯まる家庭のお小遣いルール
家計管理に奮闘中、お金とうまく付き合いたい!元銀行員ライターのしばです。
お小遣い制の家庭は多いですが、「うちのお小遣いは多すぎる?(少なすぎる?)」と悩む主婦も少なくありません。
そこで今回は、サラリーマン家庭のお小遣いの平均額と、お小遣いの決め方のコツをご紹介します。
みんなのお小遣いの金額は?
新生銀行が行った調査「2019年サラリーマンのお小遣い調査」(リンク最下部)によると、男性会社員のお小遣い平均額は【36,747円】、女性会社員は【33,269円】でした。
男性会社員の平均お小遣い額をライフステージ別でみた結果がこちら。
□未婚の男性社員 :43,608円
●既婚・共働き(子なし) :37,597円
●既婚・共働き(子あり) :30,813円
◯既婚・主婦家庭(子なし):25,022円
◯既婚・主婦家庭(子あり):32,469円
未婚者のお小遣い4万円台と比べると、既婚者は2万〜3万円台と1万円近く差があります。結婚すると自由になるお金が減る傾向にあるようですね…。
共働きの方がお小遣いが多いイメージがありますが、子供がいる家庭の場合お小遣いの金額と奥さんが働いているかどうかはあまり影響していないようです。
また、中高生以下の子どもがいる家庭のお小遣い平均は2万円台半ば〜3万円台前半。
特に小学生以下の子供をもつ家庭はお小遣いが2万円台と少なく、子育て世代がやりくりに奮闘している様子がわかる結果となりました。
お小遣いを減らすのは絶対NG!自由なお金は確保して
「ちょっと家計が苦しい…」と思った時に1番に削減したくなる項目って「お小遣い」ですよね。
「貯金したいからお小遣い減らしてくれない?」と夫に交渉し、嫌な顔をされた人は私だけではないはず…。
夫婦円満のためにも「とりあえず小遣いを減らす」はNG!
家族のためとはいえ強制的に自分のお金を減らされると、誰だって嫌な気持ちになりますよね。
家計が苦しいのなら、まず見直すべきは「固定費」!
スマホ代、保険料、住宅ローンなど、毎月必ず支払う固定費は一度手をつければ長期にわたって節約効果が出ます。
夫婦で一緒に家計を見直せば、家計やお金に対する意見交換もしやすくなっていきますよ。
夫婦円満にお小遣いを決める4つのポイント!
家庭によって家計管理の方法やお小遣いに対する考えも異なります。
お小遣いの平均額はあくまで参考程度に。
家計のバランスを見ながら、夫婦でお互いに納得できるようにお小遣いを決めることが重要です。
夫婦でお小遣いについて決める時のポイントは以下4つ!
①給料や貯金額を共有しお金についてオープンに話せるようにする
②金額以内であればお小遣いの使い道は口出しNG!
③お小遣いは「個人のもの」のみ、家計とは分ける
④収入の増減、子供の進学など環境の変化に応じて見直す
専業主婦でもお小遣いは必要?
専業主婦の中には「生活費の中から自分の物も買っている」という人もいますが、あまりおすすめできません…。
お小遣いがないとどうしても自分は後まわしになるので、ストレスがたまりますよね。
自由にお金を使いたがる夫に「私はこんなに頑張っているのに!キィー!」とイライラして、喧嘩に発展することも…。
夫婦円満のためにも、お小遣いは夫婦それぞれ確保するようにしてくださいね。
1歳娘子育て中の20代後半夫婦のお小遣いは?
ちなみに我が家のお小遣い額は、夫30,000円、私15,000円。
夫には日々のランチ代を含め「個人で使うもの」はすべてお小遣いから出すようにしてもらっています。
私はコスメや美容院、ママ友とのランチ代などに活用。
結婚当時のお小遣いは夫20,000円の私5,000円。
「洋服や美容院などは家計から」など、お小遣いと家計の線引きが曖昧だったので、気がつけば洋服など個人の買い物で家計が圧迫されるという事態に…。
そこで思い切って思い切ってお小遣いを増額、「個人のものはすべてお小遣いから」というルールに変更!
「これは自分のお金」と枠組みを整えたことでストレスや無駄遣いも減り、お金や家計管理について以前より楽しく話せるようになりました。
家計管理を楽しむためには「お小遣い」が必須!
お小遣いというと「我慢するもの」「減らされるもの」というイメージが強いですが、家計をうまく機能させていくには必要なもの。
夫婦でしっかり話し合って納得できる金額を決めて、家族が楽しく過ごせるような家計管理を目指してみてくださいね。
◆記事を書いたのは…しば
1歳娘を子育て中の専業主婦。元銀行員で預金と運用相談を担当。ズボラで飽き性だけどお金だけはきっちりしたいと結婚直後から家計のやりくりに奮闘中。