実家の整理を手伝うのをやめて4年後…親が突然整理し始めた理由とは
シンプルでストレスフリーな暮らしを目指す、サンキュ!STYLEプレミアライターのシンプリストうたです。
元々物が多めの実家。一時期は実家整理に奮闘していましたが、気持ちのすれ違いを感じ手伝うことを一切やめていました。
ところが、最近になり「物置部屋の8割の物を捨てたよ」と写真付きで報告があったのです。
なぜ両親は急に整理を始めたのでしょうか。
やり取りをしていく中でいくつか思い当たる節はあるので、私個人の見解を綴ってみます。
1.退職して時間と気持ちに余裕が生まれたから
この3年間の間に両親は退職し、時間にも余裕が生まれました。
働いている期間でも時間が全くとれなかった訳ではありませんが、整理のことまで考える余裕はなかったのかと。
週5日も働いていると、土日くらいは好きなことしたい、という気持ちも分からなくはありません。
退職しておうちにいる時間が長くなったことで、居心地の良さを追求するに至ったのでしょう。
2.遺品整理の大変さを思い知ったから
実はこの3年間で、両親は3回ほど遺品整理をする機会がありました。
とにかく物が多くて大変だと嘆いていました。
捨てる作業は本当に労力がいる作業です。
遺品整理のお手伝いを通して、将来の自分たちに降りかかる問題についてリアルに考えるきっかけになったのだと推測しています。
3.父が一生モノのコンポを購入したから
音楽が趣味の父ですが、30年前に購入した大きなCDコンポは壊れてオブジェ化していました。
それが、最近になり買い替えたそう。
最初は、リビングの同じ場所に設置していましたが、1日かけて物置部屋を整理してコンポを移動させたようです。
物置部屋にあった荷物はもしかして屋根裏部屋や別室に押し込んだのでは?と思い、荷物の行方を聞いてみましたが、8割は捨てたのことで安心しました。
個室に音楽部屋ができたことにより、父の居場所もでき毎日音楽ライフを満喫しているそうです。
程よい距離感ができたことで、何よりも喜んだのは母の方でした。
4.シンプリストの娘に影響されたから
長期期間中に両親が我が家を訪れていましたが、8割捨てを行ったのが、まさに我が家を訪れた直後のことでした。
リビングに設置したばかりの大きなコンポをわざわざ別室に移動させるということは、購入後に気持ちの変化があったに違いません。
元々個室に置く予定であれば、購入前に整理することは可能だったはずなので。
たまたまかもしれませんが、今の我が家や発信力が親にも影響を与えている可能性が少なからずあることも少しは期待しておきます。
両親自身が気づけたから変わった
実家の整理でお悩みの方はたくさんいるかと思います。
今回伝えたいことは、「こうしたら実家が整理してくれるようになるよ」というアドバイスではなく、結局は親自身の意識が変わらない限り、状況を変えるのは難しいということです。
実家が片づいていないと、何とかしたくなる気持ちも分かりますが、実家の問題として切り離すことも時には必要です。
たとえ将来遺品整理をすることがあっても、こちらもそれだけの迷惑はかけてきたのだから、と今は割り切っています。
記事を書いたのは・・・シンプリストうた
子どもがいてもズボラでもすっきり暮らせるアイデアをご提案しています。