家事はあなたのやりかたでいいのです【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】
- 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>
こんにちは。40代後半の気づきをリアルに書いている、カウンセラー/エッセイストの若松美穂です。色々な考えや意見がある今、自分は?を考えるのも一つの楽しみです。
【布類をカットして 再利用する理由】
家事の仕方・考え方ひとつでも、ある一つの主張があれば、それにはたいてい『反対意見』が存在するもの。人それぞれ異なるのですから、当たり前ですよね。
例えば私は以前から、いらない衣類をカットして、掃除などに使っています。単に節約のためと思われることもあるのですが、自分なりに、理由がいくつかあります。
① 使ってひどく汚れる・捨てるだけのものにお金をかけたくない(ここは節約)
② ただ捨てると思うと手離せない衣類も、再利用できると思うと手離しやすい
③ 物への感謝をこめて。使うことのできるものは最後まで使い切る
④ カットすることが、私なりのストレス発散(気持ちの中でいらないものを切っていく感覚)
【時間や手間は無駄!?】
けれど、聞かれることがあります。『作業時間がもったいないと感じませんか?』『面倒ではない?』と。そう思うのも不思議ではありませんし、そのように感じてまで、する必要はないのでしょう。
私の場合、布をカットする時には、テレビを見たり家族と話すなど「ながら」作業です。1回につき、トレーナー1枚分・Tシャツ1枚分くらいですので、かかる時間は数分で、それほど時間はかかりません。それより、タオル・靴下・衣類等を、捨てるか捨てないか迷っている時間、「いつか着るかもしれない……」ととって置くスペースを減らせる方が、私にはありがたいのです。
【家事に正解はない】
家事は、良い/悪い、正しい/間違っているではなく、その方のやり方でいいのだと思います。誰か(特に家族)が困るわけでもなく、自分が不便を感じないのであれば、その方法を実行すればいい。しない方が便利で楽なのであれば、それでいいのですよね。
この記事を書いたのは……若松美穂:埼玉在住・宮城県出身・48歳
【心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイスト】
対面に加え、ZOOMで全国の方と心理学講座・お話聴きます・カラーセラピー。「お茶会」という名の全国でのおしゃべり会は、を開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てにひと段落した今だからこその情報を発信しています。