レタスを1週間シャキシャキな保存できるのは洗いかたにコツがあった!
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
毎朝のサラダに欠かせないレタス。大人2人と子ども1人のわが家では、1玉を1週間くらいかけて消費します。
毎回洗うのは手間なので、洗って食べやすい大きさにちぎったものを保存しているのですが、変色したり、しなしなにならずにおいしい状態をキープしたまま保存できているのは、洗いかたにコツがあるのです。
50℃洗いでシャキシャキをキープ
野菜の「50℃洗い」は聞いたことがあるかたもいらっしゃるかもしれませんね。
収穫後、水分の蒸発を防ごうとする作用で閉じてしまった葉の気孔を開き、しっかりと水分を取り込むためにみずみずしさが復活するというもの。
特にレタスなどの葉物野菜に有効とされています。
50℃洗いは、ほかにも葉の表面についた雑菌などを落とす効果や、変色を防ぐ効果も期待できます。
50℃洗いのやりかたと保存方法
(1) 沸騰したお湯と水道水を半分ずつボウルに入れ、50℃のお湯をつくりレタスを2分ほど浸す。
※夏は水道水の温度が高いので、少し水を多めにしましょう。
(2) 食べやすい大きさにちぎって、しっかり水分をとる。
(3) 大きい保存容器にキッチンペーパーを敷いたところへ入れ、キッチンペーパーでふたをして野菜室で保存する。
大きい保存容器がない場合は、ジッパー付きの保存袋にキッチンペーパーを入れて保存してもOKです。
1週間後もレタスはシャキシャキのまま
保存袋で保存していたレタス。1週間たってもシャキシャキしていて変色もありません。
袋から取り出してそのまま食べられるので、サラダをつくるハードルも下がりますし、スープや炒めものにもサッといれられて、野菜不足の解消につながります。
傷ませてしまって廃棄することもなくなるので、食品ロスを防ぐこともできますね。
かしこく保存しておいしく食べよう
せっかく買った野菜も、家族構成や買い物の頻度によっては、食べきれずに無駄になってしまうこともあるかもしれません。
鮮度が短いと思われがちな野菜も、上手に保存すればおいしさをキープしたまま長く保存することができるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
ご紹介の方法は、傷みや変色を元に戻すものではありませんので、ご注意ください。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
野菜・果物をおいしく食べて、キレイに健康に!
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。