防災のためのお片づけ

2022/07/19
  • 整理収納アドバイザーで小学生2人のママ。家事と片づけをラクに楽しくをモットーに活動中。もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターで整理収納アドバイザーのnocoです。実は、防災共育管理士1級🄬という資格も持っています。防災目線から片づけを考えてみたことはありますか。片づけは、自分や大切な家族やペットを守る大切な防災行動です。ただ美しい部屋を実現させるというだけではなく、安全な環境づくりの視点から、片づけをしてみませんか。

片づけは最大の防災になる

実は片づけは最大の防災になります。人はホコリでは死なないかもしれませんが、家が散らかっていたために、地震などの災害時にケガをし、最悪の場合には、命を落とすようなこともあります。やらなくても良いという次元の話ではありません。今日から片づけを始めて、安全な環境づくりをしていきましょう。

ガラクタ置き場を備蓄収納に変える

いつ使うかも分からないガラクタで家中が散らかり放題になっている方、今すぐ使わないガラクタを手放していきましょう。今家にあるガラクタを片づけたら、そこに備蓄品や備蓄食品が置ける立派な収納スペースが生まれます。あなたが持っているべきはガラクタではありません。命をつなぐ備蓄用品や備蓄食品の方がずっと必要なのです。

まず最初に寝室の安全環境から

まず最初に安全確保するために片づけるべき場所は寝室です。寝室に置いている余計なモノを手放しましょう。
また、家具の配置や位置も見直しましょう。

・寝ている時に地震が起きても危なくないか
・出入口付近に倒れたらドアをふさぐ家具がないか
・出入口付近に余計なモノが置かれていないか

背の高いタンス等がある場合にはL字金具等でしっかりと固定するのがオススメです。穴をあける勇気が自分を助けます。賃貸などの場合には穴をあけられないこともあると思いますので、タンスの手前に転倒防止のゴムをはさんだりできる限りの対策をしましょう。そもそも置かなくて良いタンスは処分するのが一番です。タンスの倒れる向きを考え配置を変えたり、自分が寝る向きも変えてみてください。いざという時に逃げ遅れないようにするために、出入口になる扉付近には、モノを置かないのが鉄則です。

安全な環境は片づけでつくる

地震はいつ起こるか分かりません。待ったなしです。今まで災害に合わなかったのだから大丈夫という楽観主義は今日で終わりにしましょう。いつ何があっても慌てない安全な環境を片づけでつくっていきませんか。

この記事を書いたのは、サンキュ!STYLEライターで整理収納アドバイザーのnocoです。片づけで暮らしをラクに楽しくをテーマに発信活動をしています。

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