本当に役立つ防災備蓄のために!知っておきたい充電用コードの種類
こんにちは。防災士で整理収納アドバイザーのサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。
最近では、防災グッズとしてスマートフォンなどのバッテリーを備えることが浸透していますね。しかしながら、そこには小さいけど結果は大きな盲点があります。
それはバッテリー用のコードです。
なにが盲点?
モバイルバッテリーなどを購入すると、コードが付属されていませんか。しかし、多くの場合それはモバイルバッテリー自体をを充電するためのコードであり、モバイルバッテリーからスマートフォンにつなぐためのコードではないのです。
つまり本来は2種類のコードが必要ということ。
にもかかわらず、1つ付属されたものを見て「コードもきちんと備えている」と錯覚してしまい、いざ避難先で充電器を使おうとしても役に立たないという事態を引き起こしがちなんです。
在宅避難であれば普段お使いの充電コードがを使えるのですが、一刻を争う場面で非常持ち出し袋を掴んで逃げ出すのがやっとという時、コードを探す余裕はあまりないでしょう。
ですから、非常持ち出し袋に充電式モバイルバッテリーを入れる際には必ずコードを確認しセットで備えてください。
コードのコネクタを要確認
では、コードは何を確認して用意したらよいか。それはコードの両端についているコネクタです。
モバイルバッテリー本体のコネクタの形状と、スマートフォンの機種によって判断します。
写真を見ていただくとお分かりになるでしょうが、一口にモバイルバッテリーにと言っても製品によってコネクタは異なります。
またスマートフォンも機種によっても対応するコネクタは変わってきます。
Apple製品…Lightning
Andoroid OS…USB Type-C(2016年採用規格)またはmicroUSB(従来規格)
こちらはパッケージに「iPhone〇〇対応」など記載がある事が多いので、確認しやすいですね。
備える目的を振り返る
皆様は何の目的で、お金と収納スペースを使って防災対策をなさっていますか?
人それぞれの理由はあるでしょうが、おそらく皆様に共通するのが「災害が発生した時に被害を軽減するため」という事だと思います。
もしも付属のコードしかなく、本当に必要な時に「スマートフォンを充電する」という目的が果たせない充電器を持っておくことに意味はあるでしょうか。
今回はモバイルバッテリーの充電器に着目してお話しましたが、持つ目的と使用可能状態なのか確認することは全ての防災グッズに必要なことです。
よろしければ、お手持ちの防災グッズの点検をしていただき、防災グッズの有用性を高めてください。