オリンピックの感動冷めやらぬ今、観てほしい!胸が熱くなるスポ根系韓国映画おすすめ3選!
皆さん、こんにちは!韓国に留学経験がありマニア歴は15年以上!年間30本以上の韓ドラを字幕なしで楽しんでいるSTYLEライターJUMIJUMIです。
2月20日、冬季オリンピック北京大会が閉幕しました。
4年に1度の舞台を目指し努力を重ねてきたアスリートたちの歓喜や涙。どの大会にもドラマがあり胸を熱くさせられますね。
そんな感動がまだ冷めない今、スポーツを題材にした韓国映画を楽しむのはいかがでしょうか?
夢に向かって情熱を注ぐアスリートたちの感動作をご紹介します!
『重量☆ガールズ キングコングを持ち上げろ!』(2009)
1988年ソウルオリンピックの重量挙げで、金メダル目前で大怪我をしたジボン。ひょんな事から田舎の女子中学校で重量挙げ部の監督をすることに。
重量挙げから気持ちが離れていたジボンですが、集まった少女たちが貧しさや孤独に耐えながら懸命に重量挙げに励む姿に心を打たれ、本格的な指導を始めます。
重量挙げだけでなく少女たちの生活・学業・将来までを考え世話をするジボンに応えるように、見る見る成長を遂げる少女たち。そこには先生と生徒を超えた深い絆が芽生えていました。
しかし少女たちが大会で良い成績を残すと、強豪校の指導者が少女たちを引き抜くためにジボンを陥れます。
引き離されてしまったジボンと少女たちはどうなってしまうのでしょうか…
スポ根の中でもこの作品は師弟愛がキーワードとなっており、実在した指導者がモデルとなっています。
ジボンが少女たちに伝える言葉には、人生の糧になるような素晴らしいセリフがたくさん。
師弟愛を超えた信頼、そしてジボンが少女たちに残す包み込むような広く深い愛情に、涙が溢れ出てくる超感動作です。
『重量☆ガールズ キングコングを持ち上げろ!』は2022年2月現在、Amazonプライムで視聴可能です。
『国家代表!?』(2010)
1998年の長野オリンピックに出場したスキージャンプ韓国代表チームを題材にした「ほぼ実話」な作品です。
子供スキー教室の講師パンは突然スキージャンプ国家代表チームの結成を命じられます。
どうにかかき集めたメンバーは、実母を探しにアメリカから渡韓した元アルペンスキージュニア代表ボブ、薬物使用でメダルを剥奪された経験のある元スキー選手フンチョル、フンチョルのスキー仲間だったチルグなど。
スキージャンプ経験者が誰もいない落ちこぼれ集団。オリンピックに出れば実母が見つかるかも!メダルを取れば兵役免除!パンコーチの娘と付き合いたい!など動機も不純です。
資金も設備もないためプールのウォータースライダーを滑降したり、走る車の上で助走スピードのイメトレをするなど独自のヘンテコな練習をするしかありません。
しかし次第にチームらしくなり、スキージャンプという競技にのめり込んでいきます。
長野オリンピックの出場権がかかったW杯に参加するため一行はドイツへ。しかしここで問題が起きW杯の出場停止処分が決まります。
チーム解散の危機や相次ぐ困難…チームは存続できるのでしょうか!?
スポ根の中でもダメ男たちのドタバタ奮闘記系と言えます。
コメディー要素多めでたくさん笑えますが、クライマックスにはしっかり感動を届けてくれるエンターテイメント作品です。
長野オリンピックといえば日本のスキージャンプ団体チームが金メダルを獲得し、「ふなきぃぃぃ〜」の名言とともに日本中が涙と歓喜に沸いた時です。
同じ頃、韓国ではこんなドラマが巻き起こっていたんですね。今改めて観ると面白いのではないでしょうか!
パンコーチ役はソン・ドンイル、ボブ役はハ・ジョンウなど豪華なキャストが勢揃い!
Loveholicsが歌う主題歌『Butterfly』が空を飛ぶ選手たちの姿とピッタリ重なり、映画をさらに盛り上げています。
『野球少女』(2020)
小学生の時から、これまでどんなに男子たちに虐げられても野球を続けてきたチュ・スインは、最速134キロの球を投げる天才野球少女です。
高校卒業を控えたスインの夢はプロ野球選手になること。しかし現実は「女だから」という理由で入団テストすら受けられません。
監督には女子野球への移行を勧められ、家族からの応援も得られない絶望的な状況でも、スインの決意は揺るぎません。
新任コーチのジンテは自分自身もプロを目指し叶わなかった経験からスインに厳しく当たりますが、夢を諦めず努力を惜しまない姿に心動かされます。
スインとジンテは球団トライアウトへの参加を目指し厳しい特訓を重ねます…
スインを演じたのは、ドラマ『梨泰院クラス』でタンバムの料理長ヒョニを演じ大ブレイクしたイ・ジュヨン。
ジェンダーレスが叫ばれる時代ですが、体格や力の差が浮き彫りとなるスポーツ界では男女の区別を取り払うのは難しいものです。
しかしそんな現実という分厚い壁に何度となくぶつかっても、夢を諦めないスインの熱い想いに涙が込み上げてきます。
スインにはモデルとなった実在の女性野球選手がいるそうです。彼女のような人がいるから新たな道は切り拓かれ、夢を持った人々が続くことができます。
スポ根の中でも開拓者系と言えるでしょうか。
スインを応援していたはずなのに、最後には自分が背中を押されているような勇気をもらえる感動作です。
『野球少女』は2022年2月現在Netflixや、Amazonプライム(有料)などで視聴可能です。
気になる作品はあったでしょうか?
私自身も学生時代はスポーツに励んでいたため、スポ根作品は好きなジャンルです。何かに直向きに打ち込む姿というのはどの時代にも人の心を動かすものですね。
皆さんも韓国スポ根映画に心動かされてみませんか?
◇この記事を書いたのは:JUMIJUMI
●ハンドメイドラタン雑貨のネットショップを運営
●韓国留学経験を活かし、韓国ドラマの解説や韓国アイテムを紹介
●薬膳フードデザイナーとして家庭で簡単に取り入れられるような薬膳料理やライフスタイルを提案。障害のある娘の体調管理に活かすため資格取得。