
もう“積ん読”に悩まない。本棚が整うと、心も整う!こんまり流・本の片付け術
こんまり(R)流片づけコンサルタントでサンキュ!STYLEライターのいしかわひとみです。
築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しています。
今回は、本の片づけ方、積読の解消についてお伝えします
「読んでない本がどんどん増えていく…」そんなふうに感じていませんか?
忙しい毎日の中、本をじっくり読む時間が取れないまま、気づけば本棚や床に本が積まれている…。
家族の本、子どもの絵本、昔自分が読んだ小説、勉強しようと思って買った専門書。
「また読むかも」「子どもが使うかも」「捨てるにはもったいない」
そう思って手放せない本が、今の暮らしに静かに負担をかけているかもしれません。
そんなときにこそ、片付けの力を借りて「今の自分」に合った”マイ本棚”を作ってみませんか?
なぜ本は、こんなにも手放しにくいのでしょうか?
本は、ただの「モノ」ではありません。
そこには、知識や感情、思い出、可能性など、目に見えない価値がたくさん詰まっています。
「いつか読むつもりだった」
「この本を読めば、もっと自分が成長できる気がする」
「子どもに読ませたいから置いておきたい」
こんまりメソッドでは、「“いつか読む”の“いつか”は、こない」と伝えています。
また、「読まなかった本も、すでに読むという経験を通して自分に何かを与えてくれている」とも。
それでもなお手放せない、、、そんなときは、視点を変えてみましょう。
手放しづらい本に向き合うためのヒント
本を「読んだかどうか」より「なぜ買ったか」に注目する
「子育てに悩んでいて、ヒントがほしかった」
「もっと自信をつけたかった」
「暮らしを変えたかった」
…その時の自分の気持ちを思い出してみてください。
読み切らなかったとしても、その本に出会った時点で、あなたの心はすでに動いています。
まずは、その気持ちをしれたことに「ありがとう」と受け止めてみましょう。
読まなかった自分もOK。そこにも大切な意味がある
読まなかった=ムダ ではありません。
読まなかったからこそ、「今の自分はこれに興味がないんだ」と気づけたかもしれません。
つまり、その本は“読まなかった”という形で、今の自分を知るきっかけをくれているのです。
「いつか読むかも」と思っているいつかは来ないとも言われています。
本当に必要だと感じているのであれば、すぐに目を通しているはずです。
「役目を終えた本」を卒業させてあげよう
パラパラとページをめくっただけ。背表紙を眺めて安心しただけ。
それでも、その本があなたの中に残してくれたものは、きっとあるはずです。
「今はもう、ときめかない」
そう思ったなら、その本はもうお役目を終えたのかもしれません。
本棚のスペースに、何を置きたい?
以下の質問もおすすめです。
・本がなくなったら、その棚に何を置きたい?
・空いたスペースで、子どもとどんなふうに過ごせる?
・「読まなきゃ」と思う気持ちがなくなったら、心はどれくらい軽くなる?
本を手放すことは、ただ空白をつくるのではなく、新しい何かを迎えるスペースをつくることでもあります。
本は情報系なので、手放せば手放すほど、必要な時に必要な情報が入ってくるとも言われています。
誰かに引き継ぐ未来を想像する
「手放す」=「捨てる」だけではありません。
保育園や児童館に寄付
図書館や地域の本棚に提供
フリマアプリや古本屋で次の読者に届ける
その本が、誰かの暮らしにときめきを届ける一冊になるかもしれません。
最近は、箱に詰めて送るだけで査定をしてくれる買取業者もあるようです。
片づけレッスンを受けられた方も、箱に詰めて査定に出されて、2千円以上の値段がついたと話されていました。
こんまり流・本の片付け 3ステップ
■ステップ1:すべての本を一か所に集める
家中の本を一か所に集め、「自分が持っている量」と向き合うことで、本との関係性が見えてきます。
■ステップ2:「今、ときめくか?」で選ぶ
「いつか読む」より「今の自分にとってときめくか?」が大切な基準。
罪悪感や義務感ではなく、“心が動くかどうか”で判断してみてください。
この時に、本の中身はなるべく見ないことをおすすめしています。
読んでしまうと、ときめくかどうかではなく、必要かどうかと判断が鈍ってしまいがちです。
■ステップ3:未来の自分のための、ときめく本棚に
お気に入りの本だけが並ぶ本棚は、それだけで気持ちを整えてくれます。
あなたが今、大切にしたい事柄に気付ける本棚になります。
収納は、本帯をとって並べることで、よりスッキリときめく本棚を作ってみてください。
どうしても手放せないと感じたときは、読む時間を作ってでも読みたいか?を確認してみる
読みたいと思って購入した本が積読の状態で困っているときは、時間を作ってでも読みたい本なのか?を問いかけてみましょう。
積読を解消したいときは、期限を決めて読む時間を作る努力をする必要があります。
いつか読むのいつかは来ませんとお伝えしました。
読むためには、それなりの時間の確保が必要になります。
本を端から端まで読もうと思うと、まとまった時間がないと読めない。と思われる方も多いですが、
たとえば、
①はじめに
②目次
③終わりに
④気になった箇所
を順番に読む。
こんな読み方でも気になった部分を読めていれば、読書の意味は果たせているのではないでしょうか?
積読に悩んで、読まなきゃ、いつ読もう?今日も読めなかった。の罪悪感よりも、サッと目を通してみるのもいいのかもしれません。
一軍のときめきではないので迷いが生じていると思います。
情報を知ってしまうと、ときめきではなく、必要かどうか?の判断になり、ときめきで選ぶの判断が鈍くなるとも伝えています。
それでも読みたい、時間を取りたいという方には、いつまでに読むかの期限と、いつ読むかを決めて試すのもいいのかもしれません。
ときめく本棚は、暮らしを整える第一歩
本の片付けは、知識や情報を手放すことではなく、「自分の今」にとって大切なものを選ぶこと。
そして、それはこれからの暮らしや心を整えることにつながっています。
読むことが義務になっていた本、眺めるだけで心が温かくなる本。
あなたにとっての「本との心地よい関係」を、ぜひ見つけてみてくださいね。
こんまり(R)流片づけコンサルタントでサンキュ!STYLEライターのいしかわひとみです。
築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しています。
長期休暇などで、子どもにも片づけてもらいたいと、一緒に片づけをされるご家庭も多いのではないでしょうか?
今回は子どものものを片づけする際の大事なポイント3つをお伝えします。
■この記事を書いたのは・・・
こんまり(R)流片づけコンサルタントのいしかわひとみ
「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しいています。
片づけの疑問や、片づけのモヤモヤを少しでも解消してもらえたら嬉しいです。