その裏ワザ大丈夫?実はNG!掃除のプロがやらない掃除法3つ
整理収納アドバイザー+クリンネスト、サンキュ!STYLEライターせのお愛です。
今、世の中では様々な「掃除の裏ワザ」が紹介されていますよね。便利な裏ワザが多い中、実はNGなものもあるって、ご存知ですか?
今回は、クリンネスト1級の資格を持つ筆者が「やらない掃除」ご紹介します。
⒈なんでも分解して掃除しない
『エアコンや洗濯機、トイレやIHコンロなど、なんでも自分で分解して掃除する』
近頃SNSでよく見かける裏ワザですが、実は、取扱説明書に「分解しないでください」と明記してある事が多いんですよね。
例えば、よく見かける浴槽エプロンの分解掃除。筆者宅は一般的なユニットバスですが、取扱説明書には「水漏れやケガの恐れがあるので外さないでください」と明記してあります。
エアコン、洗濯機の取扱説明書にも、大きく「分解禁止」の文字。(火災・感電・けがの恐れ)
トイレのタンクも、分解できるタイプばかりではありません。
素人判断で分解するのは危険。どうしても汚れが気になる場合は、専門知識のあるプロに頼りましょう。
⒉冷蔵庫の上にラップをしない
『冷蔵庫の上にラップをして汚れを防ぐ』
これも、よく見かける予防掃除の裏ワザですよね。
ですが、大手メーカー数社の取扱説明書を調べてみると、放熱スペース確保のため、冷蔵庫の上に直接ものを置くことは禁止されています。
排気口が上部にない冷蔵庫の場合でも、ラップで覆ってしまうのはおすすめしません。
それよりも、1~2ヶ月に1度、ササッとほこりを取る方が実は簡単!冷蔵庫の近くにハンディモップを掛けておけば、30秒で終わりますよ。
⒊なんでもオキシ漬けしない
裏ワザというより、もはや定番となっている『オキシ漬け』。酸素系漂白剤のオキシクリーンで漬けおきして、汚れやにおいを落とす掃除法です。
万能な洗剤というイメージのオキシクリーンですが、使えないものも多いので注意が必要です。
正直、全て覚えるのは面倒ですよね。使えないものを覚えるよりも、使えるものの中から「これとこれ!」と決めてしまう方が、簡単で確実です。
筆者宅でも、洗濯、上靴洗い、タオルの消臭など、使い道を限定して、基本的にそれ以外には使用しないようにしていますよ。
みんながしているから正しいわけではない
みんながしていること=正しいとは限りません。間違った方法で掃除すると、故障の原因や、思わぬケガに繋がる可能性も。
掃除は、取扱説明書や使用上の注意に従って、自分のできる範囲でやりましょう!
■この記事を書いたのは・・・せのお愛
〈整理収納アドバイザー ・クリンネスト1級〉
わんぱく三兄弟の子育てに奮闘中。
お母さんも家族も機嫌よく過ごせるお家のヒントを発信しています。
【オキシクリーンが使えないもの】 水洗いできないもの、ウール・ウール混紡、ペルシャ製カーペット、革製品、畳、宝石、大理石、シルク、サビ、金属全般、ジュート・チーク材・仕上げ木材等