お片づけ=捨てることじゃない!捨てるよりも大切なこと
「捨てろ」と言わない整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターせのお愛です。
SNSなどでよく目にする「捨てる」「捨て活」などのワード。お片づけ=捨てること、というイメージを持っているかたも多いのではないでしょうか。でも、捨てることにとらわれていると、お片づけはうまくいかないのです。
捨てることが目的じゃない!
整理収納アドバイザーとして活動していると、「大切なものまで捨てろと言われそう」「捨てないと怒られそう」と言われることがよくあります。たくさん捨てないと片づかない、そう思っているかたの、なんと多いことか!
でも、大切なのは捨てることではありません。「捨てなくてはいけない」と思うと、しんどいですよね。捨てることを目的にしてしまうと、お片づけはなかなか進まないものです。では、どうすればよいのでしょうか。
片づけたあとの暮らしをイメージする
お片づけを始めるとき、まず最初にすることは、片づけたあとの暮らしをイメージすることです。それも、なるべく具体的に。
例えば「スッキリした家」にしたいなら、それは具体的にどんな家なのか。収納が揃っていてスッキリ?ものが少なくてスッキリ?イライラが減って心がスッキリ?
そして、そこでどんな風に暮らしたいかをイメージします。趣味のものをたくさん飾りたい、子どもと遊ぶスペースをつくりたい、家族が自然と集まる居心地のよいリビングにしたい、1人でゆっくりコーヒーが飲みたい。
イメージできたら、それがあなたのお片づけのゴール。捨ててものを減らすことが、お片づけの目的ではないのです。
お片づけは、理想の暮らしを叶えるための手段です。そして「捨てること」も、お片づけの手段のひとつにすぎません。「譲る」「修理して使う」「売る」「場所を移して保管する」など、捨てなくても方法はたくさん。無理に捨てなくても大丈夫ですよ。
捨てるよりも大切なこと
お片づけで大切なのは、「自分にとって必要なもの、大事なものを選びとること」です。決して、捨てるものを選ぶことではありません。
お片づけ=捨てるべきと思わず、「必要なもの・大事なものを選ぶ」という意識に変えてみると、少しラクになりませんか。「捨てる」にとらわれず、前向きな気持ちでお片づけしてほしいと思います。
■この記事を書いたのは・・・せのお愛
わんぱく三兄弟の子育てに奮闘中の整理収納アドバイザー。
クリンネスト1級の資格も保有している。
お母さんも家族も機嫌よく過ごせる暮らしのヒントを発信。