【子育て】元教員が子どもを褒めるときに気をつけていること3選

2021/09/19
  • 適当でも気持ちのよい暮らしを目指す一児の母。生活の工夫や子育ての悩みについてイラストを交えて発信中。 もっと見る>>

「適当な性格だけれど、気持ちのよい暮らしがしたい!」元教員、一児の母ペンコです。

最近「子どもを褒めすぎてはいけない」という言葉をよく耳にします。確かに「過度な褒め言葉」や「大人の期待だけを込めた称賛」はかえって子どもの意欲を削いでしまう可能性もあります。でも子どもも大人も、褒められて伸びる部分がたくさんあるはず。

今回は教員経験もふまえた「子どもを褒めるときに気をつけていること3選」について書いていきたいと思います。

1.具体的に褒める

「どんな言葉で褒めるか」というよりも、「何について褒めているか」を意識して子どもに伝えるようにしています。

ひとこと「すごい」「頑張ったね」と言うより

「このダンスたくさん覚えたね!すごいね!」
「初めてジャンプできたね〜!頑張ったね!」

と内容をしっかりと伝えることで、子どもも「これをしたから褒めてもらえたのか。次も頑張ろう。」とプラスの経験をより明確に覚えることができます。年齢が上がるごとに意識していきたいことですが、私は低学年でも2歳児でも、年齢に関わらず具体的に伝えることが大切だと感じています。

2.嘘はつかない

忙しいとき、手が離せないとき子どもを見ずに「すごいね〜!」と言ってしまうことはないでしょうか。

もしその褒めた内容が違っていた時「違うよ〜!このことだよ、ちゃんと見て!」と子どもが言ってくれたらまだいいですが、次第に「適当に褒めてるな。」と感じるようになり、子どもが称賛を素直に受けとれなくなってしまうことも。

忙しい時は「何かできたの!?今見に行くからね、待っててね。」と伝え、しっかりと子どものそばに行ってから目にしたものを褒めるよう、心がけています。完璧に実行するのは難しいかもしれませんが、意識するだけでも伝える内容に変化が出てくるかもしれません。

3.全力で褒める

褒められることへの抵抗

「最後は力勝負か」という項目ではありますが、「本音のトーン」「全力」で伝えることはすごく大切だと感じています。

小学校高学年にもなると、褒められることに恥ずかしさを覚えるようになります。大勢の前で褒められることを嫌がったり、当たり前の行動を褒められても満足しなかったり。教員時代も「どのタイミング、どの状況で褒めるか」ですごく悩みました。

行動を価値づける

この場合は「褒める」というより「価値づける」という意味合いが強いですが

・他者を助けることができる
・自然と挨拶ができる

など人として立派な行動ができた時には、どの年齢であろうと「その行動の価値」を真剣に伝えるよう心がけていました。こちらが本気で伝えると、高学年の児童も真剣に聞いてくれていたように感じます。

2歳児でも褒める時は常に全力。新しいことができるようになる機会も多いので、感動した時はその興奮したテンションのままに伝えています。

【まとめ】正直な気持ちを伝えよう

以上、「子どもを褒めるときに気をつけていること3選」について書かせていただきました。

・具体的に褒める
・嘘はつかない
・全力で褒める

年齢に関わらず子どもは大人の様子をよく見ていますし、ほんの少しの変化も感じとります。細かいことを書いてきましたが実際はあまり深く考えすぎず、子どものそばにいて感じた正直な気持ちを伝えていくことが1番大切なことかもしれません。頭の片隅程度に入れていただけると嬉しいです。


◆この記事を書いたのは…ペンコ
「適当でも気持ちのよい暮らし」をテーマに生活の工夫など幅広いジャンルの記事を書いています。SNSではイラストエッセイを発信中。

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