【防災】非常持ち出し袋が重たい時の7つの対処法
こんにちは。もと海上保安官で2児のママ。5年前の西日本豪雨災害で被災したサンキュ!STYLEライターの川﨑みさです。モノを入れすぎて、肩がちぎれそうだったわが家の非常持ち出し袋。「これじゃ持ち出せない!」と、実践している7つの対処法をご紹介します。
1 優先するものを決める
5年前の西日本豪雨災害で困ったのが、トイレと食事。
わが家では、子どもが小さいこともありトイレやノドの渇きはガマンできなかったのでオムツ、黒ビニール、トイレットペーパー、生理用品、水、金平糖は優先して入れています。
2 応用がきくアイテムを入れる
実際に被災して「用意しておけば良かった」と後悔したのが黒のゴミ袋。
ゴミ袋として使う、二重にしてオムツを中に敷き簡易トイレにする、頭からかぶってレインコートの代わりにする、段ボールにかぶせてポリタンクの代用にする、車内避難時の窓の目隠しにする。など、1袋あるだけで色んな用途に使えるので便利です。
コンパクトにたためる手ぬぐいも、包帯や三角巾の代用、タオル、日よけや防寒対策として首に巻くなど、色んな使い方ができるのでおすすめです。
3 ミニサイズを選ぶ
重くかさばりがちな液体もミニサイズを防災用にしています。他にも、旅行用のコンタクト液や、旅行のミニボトルシャンプー、試供品の化粧水などはコンパクトで軽いので防災用にピッタリです。
4 キャリーバックにまとめる
旅行用のキャリーバックに避難グッズとまとめることで、普段の置き場にも困りません。さらに、道の状態によってはこのまま持ち出しができます。
5 種類別パッキング術
リュックの場合は、重心は上の方が安定するので水などの重いモノは上に。トイレットペーパーなどの軽いモノは下に入れます。
キャリーバックの場合は、リュックとは逆で重心は下の方が安定するので水などの重いモノは下に。トイレットペーパーなどの軽いものは上に入れます。
海上保安庁では、人命救助で人を運ぶ際も、火災船の対応のため酸素ボンベを背負う時も、重心をどこにおけば安定するのかしっかり考えるように訓練をしていました。
6 置く場所の分散
メインの避難用キャリーバックを用意しているものの、いざ地震がきたときに持って逃げられるか自信がないので、車にも避難グッズを置いています。
100円ショップのウォーターボトルに歯ブラシや絆創膏を入れた、防災ボトルも職場のロッカーや車の中におけるのでおすすめです。
7 動ける身体をつくる
5年前の西日本豪雨災害では、産後1ヶ月という最も身体が弱っている時に被災してしまいました。
何度も「身体がベストな状態だったらこんなに不安じゃなかったはず」と、思ったので、普段から早寝、早起きを心がけ、YouTubeのラジオ体操の動画を見ながら体操をしたり、月に3回ほどプールで泳いだりと適度な運動を心がけています。