【防災】被災して気づいた!子育て世代に必要な「防災力」2つ

2024/08/22
  • 整理収納アドバイザーで船舶料理士、2児のママ。家事は1日1時間!「理想の母」やめました。 もっと見る>>

元海上保安官で2児の母、サンキュ!STYLEライターの川崎みさです。

わが家は、6年前の西日本豪雨災害で被災しました。当時は第二子を出産して、まだ1カ月。夫は緊急出動で家に帰ってこなくなり、産褥期の身体で子ども2人を守ることに不安な日々を過ごす中で、いかに「災害への備え」が足りなかったのかを実感しました。そこで、被災経験をもとに、わが家が始めた「防災力」を上げるための2つのことをご紹介します。

1.「防災食」は色々なパターンを想定して備える

ひと言で「災害へ備える」と言っても、どんな状況で被災するのかによって必要なモノも変わります。

わが家では、自宅避難に備えて常温で長期保存ができる「レンチンご飯」や「レトルトカレー」を備えています。ちなみに「レンチンご飯」は停電でレンジが使えない場合は、ご飯を調理用ポリ袋に移して口を縛り、湯煎で5分から10分温めれば食べられるようになりますよ。

※ご飯の量や種類(赤飯など)でも若干、湯煎時間は変わります。

避難所へ持って行く「防災食」は?

避難所への避難を想定して準備しているモノは、「ビスコ」や「シスコーン」。長持ちするうえに、軽いので非常持ち出し袋が重くなりすぎることもありません。また、小分けで食べられる(シスコーンはジッパーつき)ところも、嬉しいポイント!

6年前の西日本豪雨災害で食べ物に困り、家に置いていた防災食の乾パンを娘に渡したところ、生まれて初めての乾パンに驚き、嫌がられてしまったので、防災食を選ぶうえで「食べ慣れていること」も重要なのだと学びました。

2.近所の人と交流を持つ

6年前の西日本豪雨災害が起きたとき、真っ先に役立つ情報交換ができたのは近所に住むママ友たちでした。

「停電に備えて夜ご飯の用のおにぎり作ったよ」「近所のスーパーで9時から一人1本ずつ水が買えるって」など、グループラインで連絡し合って、なんとか乗り切ることが出来ました。他にも、「断水で洗濯できないでしょ?うちの子のサイズアウトした服で良ければ使う?」など、連絡をくれたママ友もいて本当に助かりました。

わが家は転勤族なので、もう当時のママ友たちとはご近所さんでなくなりましたが、どこに引っ越しをしても、ご近所さんへのご挨拶や地域活動にはできるだけ参加をして、交流をする努力を続けています。

子育て世代に必要な「防災力」2つ

1.「防災食」は色々なパターンを想定して備える
2.近所の人と交流を持つ

災害はいつ起こるか分かりません。しかし「水が使えなくなったら」「外出先で被災したら」など、色々なパターンを想像し、どんな場面で何が必要になるのかを想像することは出来ます。6年前の西日本豪雨災害では、ほぼ何も準備をしておらず、本当に不安な日々を過ごすことになった反省から、「備えあれば憂いなし」の気持ちで、子育て中は特にしっかり備えなくては!と思っています。

この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!

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