【介護】これって認知症?知っておくと異変に気付きやすい特徴的な初期症状3つ
片づけのプロ・ライフオーガナイザーで介護士のおだけみよです。
介護の仕事を始めてから
「親に介護が必要になったときはどうしたらいいの?」
など、介護に関して聞かれることが多くなりました。
中でも「認知症ってどんな症状があるの?」と聞かれることが多くなりました。
今回は知っておくと異変に気付きやすい、認知症の特徴的な初期症状を紹介します。
1.入浴やシャワーを拒否する
体調不良はではないのに、入浴やシャワーを拒否することが認知症ではよく見られる症状のひとつです。
もともとお風呂が好きだった人でも、急に「お風呂に入りたくない」と拒否を始めることもあります。
この時期は汗で一日に何度もシャワーをしたくなる時期です。
それにもかかわらず、入浴やシャワーを拒否されると、ピンときやすいかと思います。
入浴に限らず、身なり全般に関して無頓着になるので、併せて以下の症状がないかも確認してみましょう。
●髪がぼざぼさでも気にならない。
●服が汚れていても、そのまま着ている
●歯磨きや洗顔をしなくなった、またはめんどくさがる
2.季節感がなくなる
暑いこの時期に「長袖の服を着ている」「厚手のカーディガンを着たがる」など、季節不相応の格好をするのも症状のひとつです。
筆者の場合は
「半袖で寒くない?」
「寒いから毛布出して」
「風が冷たいからこれ(エアコン)切って」
などと言われるのは日常茶飯事です。
3.できていた家事が急にできなくなる
これまではできていた家事が急にできなくなることがあります。
「火の消し忘れ」はよく聞く症状ですが、他にも下記のような症状が出やすいので確認してみましょう。
●賞味期限切れになっている食材が、いくつもそのままになっている
●同じものを必要以上に何個も買ってくる
●部屋の掃除や整理整頓ができなくなる
●ごみの分別ができなくなる
●未払いの請求書が増える、または督促状が届くようになる
●郵便受けがいっぱいになっていても気づかない
異変を感じたら専門機関に相談を
「おかしい」と思っても、なかなか相談する相手がいないことが多いですよね。
つい、介護職や看護師などをしている友人知人に聞きたくなりますが、認知症は早期発見が重要です。
異変を感じたら、早めにかかりつけの医師などに相談して適切な治療を受けてください。
どこに相談すればいいのかわからないときは、居住地最寄りの『地域包括支援センター』へ連絡を。
早めに診断・治療を始めると、進行を遅らせたり、日常生活の工夫で改善できることもあります。
この記事を書いたのは…おだけみよ
ライフオーガナイザー/介護士
汚部屋主婦から片づけのプロに。
介護士として認知症高齢者が共同生活を送る介護施設スタッフとして働きながら、
片づけのプロ・ライフオーガナイザーとして活動。
サンキュ!STYLEでは家事ら楽になるコツの他、介護が気になる同世代に向けて介護初心者情報も発信中。