【子ども掃除】ママ必見!元保育士が教える子どもがお手伝いをする習慣作り
汚れもイライラも溜めない暮らしを目指す、サンキュ!STYLEライターの坂田亜希です。
家事代行業ハウスクリーニング士の観点から日々のちょこっと掃除を楽しく続けられるコツをお伝えします。
今回は私が我が子に実践している「自ら進んでお手伝いをする習慣作り」についてご紹介致します。
パターンを決める
何か家のお手伝いをしてもらおうと考えたときに、親なら「あれもして欲しい」「これもして欲しい」とついつい欲が出がちです。そうすると、子どもも「こんなにやらなきゃいけないの?!」と気が滅入ってしまいます。子どもは、遊ぶことや楽しいことが先決。「嫌だな」と思わせないくらいの少しのお手伝いからスタート。
急に「これやって!」と子どもに言うと、「今?!嫌だ!」となりがち。そうならない為にもパターンを決めておくことをおすすめします。そのパターンを3つ紹介していきます。
その1 日にちや曜日を決めるパターン
子どもも前もって分かっていると、「今がやるタイミング」と理解します。まずは、金曜日の10分だけ一緒に洗濯物をたたもう!土曜日の上履き洗いだけやってみよう!と少しのお手伝いが、1週間の生活習慣の中でパターン化すると子どもも覚えやすいです。親も子どもに対して声掛けがしやすくなります。
その2 やる項目を決めるパターン
曜日や時間でなく、自分でやってみる項目を決めていきます。例えば、上履き洗いはやる!とか朝の食器洗いだけはやる!と何をするかの行動をきめることで、子どもも「これは自分がやるべきこと」と把握。ひとまずこれだけは!と行動に移しやすくなります。
その3 やりたいことだけやるパータン
とにかく子どもが「やりたい」と思ったタイミングで、飽きるまで、納得するまでやらせます。子どもの行動に委ねます。掃除にしても、料理にしても、今やりたい!という気持ちを尊重してあげます。こうすることで、子どもはひとつひとつのことを納得しながら物事を進めていけます。
子どもの性格にあったパターンを
紹介した3つのパターンのどれが正解でどれが不正解ということはありません。子どもの性格も十人十色。どのパターンがハマりやすいかは、お子さんの性格を見ながら選んでみてください。どのパターンでいくかは、大人が決めていいと思います。ただし、大事なポイントは、どのパターンを選んだとしても、何をするのか、いつするのかなど行動に移す内容に関しては、子どもと話し合い、一緒に決めていきます。「決められた」と子どもが感じた時点で、「やりたい」から「やらされている」に変わってしまいます。
親が見える距離で
お手伝いに関しては、年齢によって、できるかできないかの差がでてきます。未就学児の場合は、少し遊び感覚で一緒に洗濯をたたんでみたり、料理を一緒に運んでみたりと「楽しい」「またやりたい」と感じるくらいがちょうどいいと思います。
子どもが小学生くらいになると、できる範囲も広がります。子どもの目線や視点に合わせて、「何ができるかな?」「何からやってみたい?」と回答が返ってくるような質問をしてみてください。子どもが頭の中で一生懸命考えた結果がどんなささいなお手伝いだったとしても、まずはそれからスタート。そして、お手伝いをするときは、しっかり見守り、褒めてあげるのもポイント。自分がやることが誰かの役に立っている喜びを感じると達成感を感じます。最初は親も見守りや声掛けに根気がいりますが、子どもの「できた!」を伸ばしていけますので、是非親子で楽しみながらお手伝い習慣をつけてみてください。
記事を書いたのは・・・坂田亜希
家事代行業ハウスクリーニング士。キレイにすることが大好き。家事代行を通して、お客様の日々の掃除の負担を減らし、時間と気持ちにゆとりを生み出すこと意識しております。洗剤や道具の上手な使い方などを発信していきます。